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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

数人が一気に辞めた? 1

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大手コンクリート製品製造工場に、人材派遣として十数人を派遣していた時の話です。

私がたまたま工場の様子を見に行くと、責任者が従業員2人に対して怒っている時でした。

責任者は20代後半で、怒られている従業員は二十前後だったと思います。

詳しいことはわかりませんが、どうやら仕事の態度が悪かったようで、えらい勢いで怒っているのが聞こえました。

少しして4人くらいが出勤してきて、責任者にあいさつしに言ったところ、そのとばっちりを食って怒られることになりました。(笑)

「おはようございます!」(×4)

「おい!お前らもたいがいにせえよ!もっと頑張って仕事せんと給料泥棒やぞ!わかっとんのかコラー!!」

こんな感じで、わけのわからいうちに一緒に怒られはじめました。

その場に行こうとしたら工場の誰かから呼ばれて、気になりつつも事務所に向かうことになりました。

少し離れても、ますます責任者の怒りがエスカレートしていることがわかりました。

「お前ら全員いらんわい!とっとと辞めてしまえコラア!」

最後にこんな怒号が聞こえました。

「どんな会社やねん?」と思われるかも知れませんが、コンクリート製品の工場ですし、バリバリの現場出身者ですので、こんな感じで普通です。

でも、ちょっと普通には見えませんね。(笑)

普通ではないかも知れませんが、腹が立つことがあれば、「ドタマかち割ったろかいコラアー」と言う世界ですので、ちょっと荒っぽいくらいで、特に珍しいことではありません。

もちろん、こんな言い方ばかりでなく、普段は普通です。

よって、今回は少々言いすぎと思っていましたが、昨日、今日来た人材ではありませんので、それほど気にしていませんでした。

「辞めろ!」と言うのも日常会話の延長ですので、「辞めろ」と言われて、とっとと辞めることもありません。

少しして事務所から出ると、その数人が門から出て行くのが見えました。

これから仕事が始まりますので、集団で門から出て行くということは、全員が仕事をしないということです。

「まさか~?」と思いましたが、向こうは車とバイクですし、走って追いつける距離でもありませんので、そのまま行ってしまいました・・・。

非常に嫌な予感がしながら、とりあえず責任者がいる場所に向かいました。

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