車いす同士が激しくぶつかり合う~ウィルチェアーラグビー~
昨日、ウィルチェアーラグビーの全日本選手権プレーオフの試合を見学してきました。ウィルチェアラグビーはパラリンピックの正式種目にもなっていて、先日のロンドンパラリンピックでは日本代表がメダルまであと一歩の4位と言う結果になっています。ウィルチェアー「ラグビー」という名前からも想像ができるかもしれませんが、非常に当たりの激しいスポーツです。北米ではマーダーボール(殺人ボール)とも呼ばれていたこともあるようで、観客にとっては格闘技に近いような感覚になるかもしれません。
プレーヤーは車いすに乗ってボールを、相手チームのエンドラインまで運べば一点になるのですが、この車いすが皆さんが想像されるのもとは大きく違います。基本的に車いす同士がぶつかることが前提なので、かなりのスピードでぶつかり合っても車いす自体はびくともしません。私も体験をさせてもらったのですが、車いすは全くの無傷でした。その代わり乗っている人にはかなりの衝撃があります。
車いすが激しくぶつかるごとにゴン!っと鈍く大きな音が体育館に響きます。まるでアメリカンフットボールのようにボールを持った選手の進路を確保するためにもどんどん当たっていきます。これは本当にすごい。障がい者スポーツだということを忘れてしまいます。
激しいあたりだけではなくスピードと車いすを華麗に操るテクニックも見ていて面白いです。トップスピードに乗ったかと思えば、相手を華麗なターンでかわしていきます。当たり前ですが私なんか車いすをまっすぐ走らせるだけで精一杯です。
体験会などでは健常者でも楽しくウィルチェアーラグビーに触れることができるので、ぜひ日本ウィルチェアラグビー連盟のホームページから様々なイベントをチェックしてみてください。
日本ウィルチェアーラグ連盟→http://jwrugby.p2.bindsite.jp/
後日、ウィルチェアーラグビー日本代表監督の岩渕さんのインタビューも掲載いたしますので、そちらもぜひご覧いただければと思います。
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