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高校卒業直後にアメリカの全寮制高校に飛びこみ、文化、言語、価値観、人間関係、そして勉強で七転八倒しつつ適応していった、5年間の留学生活から学んだレッスンを、具体的エピソードを交えて紹介。

保冷枕があれば、クーラーなしで夏は乗り切れます【検証済み】

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今年の夏は、電力不足からクーラーは控えて、代わりに保冷枕・保冷材の需要が一気に急増しそうです。

事実、日用品メーカーの白元は、保冷枕「アイスノン」の主力商品を、記録的猛暑で前年の2倍を出荷した昨夏よりもさらに5割増産する方針を決めたとのことです。(ソース

今日は留学ネタと夏の暑さ対策を絡めて書いてみようと思います。


留学時代を思い返すと、クーラーを使った記憶がゼロです。大学や高校の寮にクーラーという気の利いた文明の利器は備わっていませんでした。どんなに暑苦しくても、窓を開けるくらいしか手段はないです。扇風機があればまだいいほう。見かけたのは、いわゆる首を振るふつうのタイプではなく、タテヨコ60cm四方くらいの四角いものが主流で、窓枠にエイヤッとはめてひたすら外気を取り込むタイプ。

もちろん、クーラーには遠く及ばず、暑いことに変わりは無かったですが、これくらいしか対策がなく、ひたすら汗を垂れ流しながら勉強していました。それが当たり前のことだったので、「クーラーほしい」という欲求さえ思い浮かばなかったです。(最悪、冷暖房が完備された図書館に飛び込めば、しのげたこともありますが)


あと、原始的ですが水シャワーも効果的。ガスも電気も使うことなく、手っ取り早く身体を冷やすことができ、1時間ほどはさっぱり過ごせます。浴びる瞬間だけ、水の冷たさに「はうっ!」となりますが、すぐ慣れます。

留学時代の夏場は、扇風機と水シャワーばかりでした。


クーラーの無い学生生活を送ったせいもあり、クーラーをつけずに過ごすことに割りと慣れていまして、昨年の夏もほぼクーラーなし(使ったのは2~3日のみ)で夏を乗り切りました。我ながら、たいしたものだと思います。

節電のためにというよりも、「クーラーなしで、どこまで耐えられるか実験してみよう」的なノリで家族中でやっていたら、いつのまにか秋になっちゃった・・・というカンジです。


そのとき大活躍したのが、保冷枕でした。それも、額に張るようなミニサイズではなく、枕サイズのモノがグッド。大は小をかねるので、とにかく巨大サイズを「家族の人数×3個」用意します。(自宅の冷凍庫の半分は、保冷材が占めますw)

これを、暑い夏の晩に抱いて過ごすのです。じかに抱くのは冷たすぎるので、タオルで巻いてひざに乗せて食事をし、抱きしめながらTVを観て、背中において就寝する、といたあんばいです。溶けてしまったら、予備の保冷材に切り替えていきます。


「保冷材を冷やす冷蔵庫の電気代がすごいことになるんじゃない?」と思う方もいるかもですが、電気代を比較したところ、平均的な家族の2分の1以下という記録を収めることができ、電気代の節約という意味でも、大きな効果を得られました。


そんなわけで、保冷材で十分夏は乗り切れると自信を持って断言いたします。


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