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モバイルを使い始めて30年の筆者が活用しているモバイル機器、モバイルシーンを紹介していきます。スマートフォン、ノートパソコン、PDA、携帯電話に加え、様々なネットサービス(ソーシャル、クラウド、レンタルサーバーなど)、周辺機器(Bluetoothヘッドセット、Bluetoothキーボード)との連動をご紹介します。

クラウド依存症(第29回)

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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

最近の自分のネット環境を改めて考えててみました。Evernoteで文章を作成、Google Musicで音楽を聴く、DropBoxのファイルを参照する、Gmailをチェック、Pogoplugの写真を見る。

つまり、全てクラウド上のデータをブラウザにて利用していることになります。ローカルのデータを扱っていないんですね。数年前には考えられなかったことです。さらに、専用アプリを使うことなく、ブラウザにて利用ができてしまっています。

このことは何を意味しているかというと、ブラウザさえ搭載していれば端末は何でも良いということになります。OSも何でも構いません。モバイルの意味するところの時間と場所を選ばないで作業する、にクラウド的要素が加わることで、端末も選ばない、ということがモバイルにおける重要な意味を持つようになってきました。

実際にスマートフォンを利用する上では、クラウド上のデータを参照しているため、普段4台のスマートフォンを持ち歩いていますが、どの端末で作業をしても全く同じことができます。

現実的には、スマートフォンのブラウザ機能はまだまだ十分な機能を搭載していないため、クラウド用の専用アプリケーションを利用した方が効率が上がることになりますが、あらかじめ、それぞれのクラウドに対応したアプリをスマートフォンにインストールしておけば、問題なく作業ができます。

パソコンとPDAのデータの同期がケーブル接続できる、とPDAのHP200LXで感動したのは、1994年の頃でした。それから約20年経ち、ケーブル接続することなく、パソコンどころか、どんな端末でもクラウド上のデータを参照できてしまう時代になってしまいました。

また20年経つと、このクラウドの世界がどんな世界に進歩しているのか、楽しみです。

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