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モバイルを使い始めて30年の筆者が活用しているモバイル機器、モバイルシーンを紹介していきます。スマートフォン、ノートパソコン、PDA、携帯電話に加え、様々なネットサービス(ソーシャル、クラウド、レンタルサーバーなど)、周辺機器(Bluetoothヘッドセット、Bluetoothキーボード)との連動をご紹介します。

キーボードの打鍵音が気になりませんか?(第23回)

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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

最近はノートパソコンを持ち歩く方も増えてきました。特に女性が鞄からノートパソコンを出すシーンも多く、昔からパソコンを使っているユーザーである私は驚いてしまいます。昔のような重くて大きなノートパソコンではなく、小さくてスリムな製品も増えているので、女性にも持ち歩きが可能になっています。

また、ノートパソコンの利用シーンとしては、カフェで利用される方が多くなりました。特に、電源や無線LANを用意してあるカフェは、ノートパソコンユーザーをターゲットにしていますね。

カフェでパソコンを利用するようになって、たまに気になるのが、キーボードの打鍵音です。凄い勢いでキーボードを叩いている方がいて、パソコンが壊れてしまうのではないか、という音を立てて入力している場合があります。この打鍵音は、オフィスでは気にならないのですが、静かなカフェでは、さすがに気になります。利用されている方は、集中して作業しているため、そこまで気にならないのでしょう。

昔話ですが、PDAを使っていた時代に、コンパックのiPAQ h3630とターガスの折りたたみ式の赤外線キーボードを持ち歩いていました。2001年頃なので、今から10年以上前のことです。当時はノートパソコンは3kg以上あったので、ポケットに入るiPAQと赤外線キーボードの組み合わせは、非常に軽くてお気に入りでした。

この組み合わせにて、カフェで利用をしていたのですが、ある時に、店員の方から、「打鍵音がするので電子機器の利用をご遠慮ください」と言われたことがありました。この赤外線キーボードは、折りたたみ式キーボードにありがちな、打鍵音が大きいタイプでした。この時、打鍵音は、他の方にとってノイズになることに気がつきました。ヘッドフォンからの音漏れに近い感覚でしょうか。

そんなこともあり、モバイルで利用する端末のキーボードにおいては、打鍵音を気にするようになりました。キーストロークの深いキーボードはどうしても音が大きくなりがちです。私の大好きなキーボードであるHappy Hacking Keyboardなど、まさにこの大きな音のタイプで、この音が非常に心地よいキーボードです。しかし、静かな場所のモバイルシーンでは、残念ながら使えない打鍵音です。

モバイル端末で、打鍵音が小さく、入力がしやすいモデルが、2003年に発売されたNTTドコモのPDA、sigmarion 3です。静かな会議で入力していても、打鍵音が全く聞こえないように入力することが可能です。ソフトなキータッチで確実に入力できるのです。NEC製のこの端末は、モバイルギアから脈々と続く、キーボードの使いやすさを持ち続けたシリーズでした。また、ノートパソコンとしては、ずっとアップル製品を愛用しています。アップル製品のキーボードも静かに入力しても入力ができるタイプです。

また、iPadのように、液晶画面上のソフトキーボードなら打鍵音はしませんね。たまに、キータッチ音をオンにしたまま使っているオジサンを見かけますが。

ノートパソコンの打鍵音なんて、今の時代には気にする方はいないのかもしれませんが、モバイルユーザーの私でも、大きな打鍵音だなあ、と感じるユーザーの方が、カフェにたまにいるので、ちょっと思い出話を含めて書かせていただきました。

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