客を呼ぶのではなく、客のいる場所に出向くことで売上を上げる
こんにちは、脚付きの自撮り棒が倒れて Ricoh Theta S のレンズが割れたため正月からすっころんだ松井です。
撮影には風に負けない三脚を使いましょう。
数年前の話になりますが、友人がやっているネットショップの売上が芳しくないという相談を受けた時のことです。
そのとき友人は古くからあるウェブショッピングモールで商品を販売していました。
売上がピーク時の何十分の一だかになって、店をたたもうかと悩んでいたようです。
色々話を聞いて、実際に販売しているサイトを見せてもらったのですが、どう考えてもそのサイトの利用者が多いとは思えませんでした。
そういうわけで、新しめで勢いのあるショッピングモールを勧めてみました。
そのときに伝えたことが「客を呼ぶんじゃなく客のいるところで売りましょう」です。
当時は既に 楽天やヤフオクはもちろん、minne や base といったショップがあり賑わっていました。
既にスマホもかなり普及していた時期なので、利用者もモバイル端末での購入が多くなっていた頃です。
スマホに対応していない、古いショップサイトでは人が少ない上に人を呼ぶことすら困難ですから、そりゃそこで売ってれば売上は下がっていくなと。
それから友人は複数のネットショップのサービスを検討し、販売をはじめました。
そしたらなんと、売上が一番多い頃の水準に戻ったのです。
いくら商品が良くてもひと目に触れなければ買われませんからね。
時代とともにそのときに適切なプラットフォームに移行していくというのが大事なんですね。
それ以来、発送の手間が大きすぎるということで作業改善の依頼を受け、CSVを成型してダウンロードする Chrome 拡張の開発と差し込み印刷の設定を行いました。
当時の僕は、プラットフォームを変えることである程度は売上が改善することは見込んでましたが、思っていたよりも遥かに効果が大きくて驚きました。
何を売るか。誰に売るか。そして、どこで売るか。
戦場がインターネットになっても考えるべきことは変わらないんですねぇ。