シンデレラと義理の姉
こんばんは。とてもカテゴリを決めづらいタイトルを付けてしまいました。と、反省したのもつかの間。そういえばカテゴリなんて全く使ってなかったわ。
掛け違えたと思ったボタンが実はあっていたような違和感で始まります。松井です。
今日のテーマは企業とコンサルタント。シンデレラの登場人物になぞらえて、コンサルティングが成功する企業ってどんなんだろうということを考えます。
義理の姉って、僕のではなくシンデレラのです。僕には義理の姉がいません。ちょっと欲しいくらいです。
さて、この対比でいくと当然成功する企業はシンデレラ、失敗するのは義理の姉です。
その違いは何か。
シンデレラは一生懸命に努力をしているところを魔法使いがアシストしてくれました。その結果、努力が報われて、つかの間の夢のような世界を現実のものとして手に入れました。
一方義理の姉。とにかく王子様が迎えにきて自分を連れて行ってくれることに全力を尽くしています。
ここで、コンサルタントの仕事というのを考えてみましょう。
コンサルタントとは企業を理想のあり方に向けて導く仕事。そして、その過程ではまず、理想の姿にリアリティを与えて、企業を奮い立たせます。そして、厳しい現実を理解させ、理想とのギャップを見せるわけです。しかも具体的に。
そうすることで、企業自身が何をすれば理想の姿に近づけるのかを考え、それに向けて努力する。こうした状態を作りアシストするのがコンサルタントの仕事。
とすると、シンデレラで言うところの魔法使いに近いのではないかなと。思うわけです。
シンデレラは魔法使いの魔法によってお姫様になり、王子様と夢のような時間を過ごします。しかし、時がくればまた元通り。世があければ厳しい現実に向かい合います。
しかし、夢のような世界に目をくらませること無く日々、健気に過ごしていきます。そしてそのかいあって夢のような状況が現実のものとなるのはみなさんご存知の通り。
その一方で義理の姉はそうした過程をすっ飛ばして王子様に取り入ろうとあれやこれやと小細工を仕掛けます。しかし、そのような方法では王子様に見合う魅力を手に入れることができず、最後には不幸な結末を迎えると。
そういったことを考えてみたら、企業がコンサルタントに王子様的なものを期待して、黙っていても夢の国に連れて行ってくれると思ったら確実に不幸になるよなぁ、などと秋の夜長に思い耽っておりましたとさ。
おしまい。
※話をわかりやすくするために物語を8割くらい端折って適当な形におさめております。残りの2割でこの8割をカバーするだけの真実が伝わることを願います。パレートの法則です。