ラプラスの箱を探す旅。はじまりの地、インダストリアル7(ではなく成田)にて
以前からお知らせしていたとおり、いよいよラプラスの箱を探す旅にでることとなった。最初の機体はビスト財団のRX-0ではなくシンガポール航空の777-300。「父さん、母さん、ごめん…。オレは…行くよ!」的な妄想と共に。離陸時、脳内にはUNICORN♪が大音響に違いない。
さて、実際のフライトは当然ながらいくつも乗り継いで行くことになるのだが、今回は経費負担を軽減するために、世界一周運賃なるものを利用する。これが箱の鍵になるのだろうか。大陸間を東西どちらかまわりに縛られる代わりに、コスパよく世界一周することができる。カウンターでそれっぽいチケットでも渡されるのかと少しばかりワクワクしていたのだが、いたって普通の扱いにややガックリ。しかも荷物の許容が普通より少なくて超過料金をとられてしまった。まあ、水や食料含めかなり重めであることは否めない。素直にいつものデルタ系列にしておけばよかったか。
成田からまずはシンガポール経由でバンガロールへ、その後テルアビブ、フランスを経由して、最後はシアトル本社をまわって西回りに地球を一周して帰ってくる予定である。軌道衛星であれば数時間のことかもしれないが、各地での試練もあって3ヶ月にわたる結構な長旅だ。
インド入国に際しては観光、商用共にビザが必要になる。諸事情で手配が遅れたこともあり、かなり直近になってからの申請となってしまったが、申請してからは割とスムーズに受領することができた。ひとえにMicrosoft Indiaからの招聘状のおかげと思われるが、逆にこれら社内レターを集めるために、そこそこのボリュームの事務処理を要求され、出発も予定より遅延せざるを得なくなり、出国前からめげそうになりかけた。
さらに、後に続く人のために書いておくが、予防接種は早めに受けに行った方が良い。間隔を開けて2本打つ必要があるのだが、今回は直前過ぎて腸チフスとA型肝炎のみとなった。普段U.S.以外に出張する機会の少ない私にとってはノーマークだったが、品川にもトラベル専門の外来があり、おそらくメーカーさん系の出張族っぽい方々の御用達となっているようだ。
ユニコーンが最初に示したポイントは、インド、バンガロール。この地で新たな出会いがあることを期待したい。到着(空港に22時頃…)の翌日から、Microsoft Ventures Bangalore Acceleratorのプログラムが始まる。日本や米国のスタートアップ事情は、仕事柄そこそこ理解しているが、インドの状況は正直さっぱりわからない。数だけ聞くと盛り上がってそうだし、優秀なエンジニアが多いのもわかるが、実態は目で見て体験してみないとわからない。
現地のネット事情はまだよくわからないが、さすがにマイクロソフトのオフィスなのでまあ大丈夫だろう。メールやFacebook、Lync(社内)、Skpye、Twitterなどでのコンタクトはもちろん大歓迎。しばらくご不便をかけることになるかもしれないが、ご理解&ご容赦いただければ幸いだ。
「絶望を退ける勇気を持て。君がガンダムのパイロット、ニュータイプであるなら」 by ブライト・ノア