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クラウド戦役をZガンダム視点でわかりやすく解説するブログ+時々書評。

【本日公開予定】PHP開発者もクラウド開発を始めよう!マイクロソフトとPHPはもはや敵対勢力にあらず

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得意な言語はPHP、という方は是非@IT内.NET未来展望台で本日公開予定のこの記事を
参照していただきたい。IIS vs apacheおよび、Windows Server vs Linuxの構図で、
PHP開発者コミュニティとやや敵対的な関係に見られがちなマイクロソフトではあるが、
技術や戦略の変化に伴い、状況は変わりつつある。

.NET展望台で公開される「PHP開発者もクラウド開発を始めよう!」という記事は、
先日開催されたReMIX09 Tokyoでのブレイクアウトセッションを取材し、その内容を
まとめる形で掲載されている。ちなみに、このブレイクアウトセッションは、私が担当した
セッションの裏番組であったため、実際の内容を確認したのはReMIX後のことである。

なお、ReMIXの各セッションは(弊社外でご協力いただいた方々含め問題がなければ)
お盆前後をめどにストリーミングで公開される予定なので、しばしお待ちいただきたい。

このセッションは、弊社関田とPHP開発で多くの実績をもつアシアルの亀本大地氏の
コラボで進めている。Azureの概要は関田が、亀本氏がPHP開発者の目線でAzureで
PHPを動かすメリットやその方法を説明している。すでに世に存在するPHPアプリの
数は膨大であり、それをAzureのような完全に運用管理を自動化できるクラウド
サービスで実行できれば開発者は、Webサーバーの構築や管理業務から開放され、
コーディングに集中することができる。その例として、亀本氏はPukiWikiを実際に
Azureで動かしてみせている。

詳細は.NET未来展望台の記事がアップされるのを楽しみにしていただきたい。

なお、Azureについては、日本語の関連情報が少ない(もっと増やしてほしい)という
ご意見、ご要望をいただく機会も多いので、今回ご案内した記事を含め、MSDN以外で
取り上げられている状況をいくつかまとめておきたい。

.NET未来展望台
@IT内で展開している.NET関連の記事のまとめサイト的存在である。直近で公開
された「現実はどうなの? クラウドとWindows Azure」という記事では、私も
取材対応させていただいた。.NETに関する深い知見を持つデジタルアドバンテージの
一色氏にやりこめられる?様は必見である。

■ASCII.technology 創刊号
以前ブログでも何度かご紹介したが、UNIXマガジン後継の技術系硬派雑誌である。
5月末発売の新創刊号にて60ページ以上にわたるAzure大特集を組んでいただいた。
月刊誌なので残念ながらもう書店には並んでいないが、どうしてもほしいという方は、
私宛にご連絡いただきたい。こちらで何部かは予備があるので、数に限度はあるが、
一部ご希望の方にはお送りさせていただくことも可能だ。
なお、最新9月号の特集は「止められないビジネスを支えるエンタープライズサーバー
の世界」である。表紙は緑色だ。Azure特集はなぜか赤色の表紙(個人的には青で
あって欲しかった)。

■日経ソフトウェア9月号
Google App EngineとWindows Azureで始めよう!クラウド楽々活用術という特集記事を
最近Azure絡みでの活躍著しいマイクロソフトMVPである日立システムアンドサービスの
酒井氏が、実際の開発サンプルを用いながらわかりやすく解説している。酒井氏は、
「クラウド大全」でもAzure部分の執筆をご担当いただいている手練れである。

■EnterpriseZine
クラウドコンピューティングを精力的に追いかけている某IT系メディアの編集担当者に
「Zガンダムねたが入らなければ分かりやすい文章が書ける人なんだ」という、やや
不本意?!な評価をいただいた「Windows AzureのDVDはいつ配布されるか」など、
Azureがらみの連載「0からわかるWindows Azure入門講座」を執筆させていただいている。
EnterpriseZineということもあり、あまり開発コード系に踏み込まない内容にして
いるので、開発者以外の方が概要を理解していただくには適切なコンテンツのひとつ
であると自負している。

また、EnterpriseZineと同じく翔泳社の姉妹サイトであるCodeZineにて、
WINGSプロジェクトの土井 毅氏が、「クラウド・コンピューティングの基本とWindows Azure 」という
記事をご執筆いただいている。

他社媒体も含んでしまい、アイティメディア殿には申し訳ないが、ホームスタジアム
であるMSDN以外のアウェイ媒体でも、徐々にではあるがAzureがらみの情報提供を
展開しつつある。本ブログの読者の中でも、もし執筆に興味と自信があるという方が
いらっしゃれば、個別にご連絡いただきたい。shisago@microsoft.com(@は半角に)
今後商用サービス開始に向けてさらに頻繁にくることになるであろう執筆依頼を共に
捌いてもらえる仲間が増えれば、大変心強い。

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