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商社マンの営業として33年間(うち海外生活21年間)、国内外で様々な体験をした。更に、アイデアマラソンのノートには、思いつきを書き続けて27年間、読者の参考になるエピソードや体験がたくさんある。今まで3年半、ITmediaのビジネスコラム「樋口健夫の笑うアイデア動かす発想」で毎週コラムを書き続けてきたが、私の体験や発想をさらに広く提供することが読者の参考になるはずと思い、ブログを開設することにした。一読されれば「読むワクチン」として、効果があるだろう。

緊急提言 オーストラリアの大洪水へのボランティア支援を 日本の親友オーストラリアを助けよう

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緊急提言
オーストラリアの大洪水へのボランティア支援を
日本の親友オーストラリアを助けよう


 ニュースでは頻繁に報じられていますが、オーストラリアの大洪水は、信じられないほどの規模です。規模的には日本列島が沈没したと同じ位の広域の大災害です。
 スカイプで、クイーンズランドの友人と正月に話している時に、友人が「ひどい天気で、洪水が起こっている」と言っていましたが、その後、友人が写真を送ってきました。
 http://www.boston.com/bigpicture/2011/01/australian_flooding.html
 オーストラリアの大洪水は、小麦の生産、鉱工業の生産には、世界的に強烈なダメージを与えて、深刻な食料問題、製鉄所などの資源問題にもなります。今年の私たちの生活にも大きな影響を与えることになるでしょう。

 洪水は徐々に納まっていくと思いますが、洪水が納まった後が問題です。途方もない後片づけが必要となります。もちろん、日本政府は全面的にオーストラリアを支援するべきであります。復旧に向けての機材の供与も必要でしょう。
 医療支援や、資金の援助もする必要があるかもしれませんが、もっと必要なことは、被災に遭った地域の清掃を助けることだと思います。

 私は、今こそ、日本の若者たちが、オーストラリアにボランティア復旧活動に出かけて現地の人々を助けることを訴えます。オーストラリアに駐在事務所を置いている企業も、オーストラリアから原材料を得ている企業も、日本から今年の新入社員を2月、3月にでも、全員ボランティアに送り込み、現地の人々を助けることはできないでしょうか?

 

 卒業式を待たずして、もう時間のある学生たちは、オーストラリアに向かって支援を開始できないでしょうか。オーストラリアの学校と姉妹校になっている大学、高校もたくさんあるはず。オーストラリアの都市と姉妹都市になっている都市も動こう。2月、3月はもっとも支援の必要な時期と思います。

 オーストラリアは、日本の戦後、ずっと素晴らしい親友でした。いつでも日本の側にいて今までの日本の発展を暖かく見守ってきてくれたと思います。オーストラリアがいなかったら、日本の現在はありません。
 そのオーストラリアに今こそ恩返しをすることができます。私は、このブログに提言を出しますが、いかに若者のボランティアを集結させて、まとめて現地に送り届けるかのノウハウがありません。

 今の、カンタス航空、ジェットスター、その他の航空会社もボランティア支援の輸送を助けてくれる可能性もあります。いかにオーストラリアを支援できるか、考えてみようではありませんか!
 Help Australia  Help Future!

樋口健夫(ひぐちたけお)

追加情報 1 2011-01-14

オーストラリアのクイーンズランドの友人と話した内容

(1)すでに欧米からは、政府やボランティアベースの支援の申し出がたくさんきている。

(2)今日、ようやくシドニーからブリスベーンまでのハイウェーが開通したが、通行できるのは、トラックだけという規制になっている。

(3)オーストラリア政府は、現状では、海外からのボランティアの支援の到来を認めていない。洪水が引くまで、あと最低2週間はかかる。そのあとで、被害状況が判明する。

(4)現状では、ボランティアがブリスベーンに到着しても、滞在できる住宅が無い。現状は、被災者を収容するのに使用されている。更にボランティアへの食糧や、輸送体制もまったくない。したがって、今後、これらが確立するまでは、動きがとれない。

(5)友人は、政府とNGO、赤十字などの動きを、私に連絡するとのこと。それまでは動けない。  以上



 

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