久々に携帯電話を変えると浦島太郎だな
久々に携帯電話端末を買い換えた。ブログの趣旨もへったくれもない記事ばかりだが、いくつか思ったことを。
これまでに使っていたのは、AUのW21Tという機種で、2年以上、同じ製品を使っていた。なぜこの機種を選んでいるかと言うと、当時、もっとも通信速度が高速で、なおかつBluetoothを搭載していたから。ハンズフリーで使いたい場面があることに加えて、ホットスポットが近くにない場所でパソコンによるメール送受信やWebアクセス(今ならPCサイトビューアを使えばいいのだけど)をワイヤレス接続で行いたいから、というのがその理由。
従ってBluetooth搭載のWIN機ならなんでも良かったのだが、その後、AUのBluetooth搭載機は高機能化路線へと向かってしまい、HDD搭載モデルや2軸回転モデルなど、僕にとっては全く”どっちでもいい”事でサイズが大きくなっていったため、ずっと同じ機種を使い続けることになった。同じ理由でW21Tを使い続けている人が、僕の周りには数人いる。
しかし携帯電話へのFelicaの普及、その後の対応サービス増加もあって、BluetoothとFelicaの両方が入った端末に興味を持つようになった。一時はNTTドコモの松下機への乗り換えを考えたのだが、Fomaはパソコンで使うにはやや通信速度が遅い。高速通信対応のP903iX HIGH-SPEED(4月発売)が出たら、MNPで乗り換えようかと考えていたのだが、結局、W52Tを購入してしまった。
現時点でもっともハイスペックな端末として一部には大人気らしいW52Tだが、僕にとってはワンセグも、デジタルラジオも、FMラジオも、AFと手ぶれ補正の付いた300万画素カメラも、ハッキリ言ってどっちでもいい(使わない)機能なので、この機種は単にサイズがでかくて重い上、値段も高い機種。FelicaとBluetoothが目的なら、P903iXの方が遙かにいい。
それでもW52Tにしたのは、GPSを用いたEZナビウォークや助手席ナビが、僕にとっては欠かせないアプリケーションサービスになっているからだ。W52Tでの地図表示は、480×800ピクセルという高解像度スクリーンもあって、すこぶる見やすい。また、800MHz帯に対応したFoma基地局が増えているとはいえ、山間部などではAUの方がカバーエリアが広いという印象を(個人的には)持っている。これは、秘湯好きの僕にとっては重要なポイント。
ということで昨日から使っているW52Tだけど、今時のケータイはカスタマイズ機能がものすごく充実していて驚いた。フォントデザイン、メニューデザイン、アンテナやバッテリなどのアイコンデザインなど、待ち受け画面以外にもカスタマイズ項目がものすごくある。こりゃケータイ好きにはたまらんのだろうなぁ。
とりあえずフォントをMadonnaと明朝体の組み合わせにした上で(ディスプレイ解像度が高いのでフォントデザインも結構キレイに画面上で判別できる)、自分で撮影した写真の中から待ち受けに合いそうなシンプルなものを探して、480×800ピクセルに加工してセットしておいた。
ちなみにこの写真ですが、どこだか判る人いますか?
初めておサイフケータイを使うと、あまりに関連サービスが多く、登録が面倒で、それだけで疲れてしまう。ウォレット情報や個人情報を端末内のセキュアエリアにでも登録しておいて、サービスへのサインナップを簡素化できないものだろうか?
とはいえ、財布の中からヨドバシカメラ、ビックカメラ、マツキヨ、Suicaのカードを取り除くことが可能になり、さらにEdyが使えるようになったのは嬉しいところ。QuickPayの対応店増加にも期待したい。
しかし、これだけサービスと端末が強く結びつき、その上、多数のサービスが提供されていると、MNPによるキャリアの乗り換えはもちろん、同じキャリア内での端末買い換えも面倒くさくてやりづらくなるなぁ。次回の買い換えは、いったい何時になるのやら。
さて、最後にちょっと驚いたこと。
海外での仕事用に、毎月500円の基本料金で使える旧ボーダフォンの海外ローミング専用契約のSIMカードを持っていたのだけど、これをGSM端末ごと無くしてしまい、ソフトバンクショップにSIM再発行と端末の購入を依頼しに出かけた。
ところが、この料金プランは現在なくなったので、国内でも使える(使える必要はないのだが)プラン(一番安いのはホワイト)に変更した上で、新スーパーボーナスに加入しないと端末は売らないという。後で調べてみると、新スーパーボーナスの加入は必須ではないそうで、僕の選んだ端末の場合は1万7000円ぐらいで入手できるようだが(ソフトバンクのオンラインショップで確認)、ソフトバンクショップの店員は新スーパーボーナス加入が絶対条件で、端末単体の値段は申し上げられないの一点張り。
ボーダフォンの海外ローミング契約は、現地でSIMカードを購入するよりもずっと高価だが、日本以外での電話番号をひとつにまとめることが出来るので気に入って使っていた。国内で使っているSIMカードでローミングさせると、海外に出ていることを知らずに何度も電話をもらう羽目になるので(実際、そうなったので)、できれば国内の携帯電話とは別契約で電話番号を維持したい。
なんてことにこだわっていたのだが、上記のように料金プランを変えなければならないのなら、端末は別途、安いものをオークションででも手に入れた方が良さそうだ。なお、SIMカードの再発行だけならば、現在の料金プランでも可能とのこと。
しかし料金プランを変えないと端末を売らない。本来はバンドルしなくてもいいサービスを、バンドル契約必須と説明する。そんなことでいいのか?なにかと"いじくられやすい"立ち位置のソフトバンクモバイルだが、個人的には彼らの主張に賛同するところ(部分的には)あるだけに、もう少ししっかりとして欲しいものだ。新スーパーボーナス必須と説明したのは単に直営店のミスということならしょうがないけれど、あんまり変なことで驚かせないで欲しい。