Craig + Bas visit Toyota -- TPSとソフトウェア開発
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「実践UML―パターンによる統一プロセスガイド 」や「初めてのアジャイル開発 ~スクラム、XP、UP、Evoで学ぶ反復型開発の進め方~」の著者として有名な、Craig Larman 氏と、日本でスクラムマスターのコースを開催した Bas Vodde 氏と、名古屋のトヨタ見学に行ってきました。前回は、Mary/Tom Poppendieck と同行して元町工場を見学しましたが、今回は堤工場を見学しました。
見学後、黒岩惠先生と落ち合って、TPS、リーン、ソフトウェア開発の話を長時間しました。やはり生産方式としては明文化され、確立されているTPSですが、はっきりとトヨタの製品開発の方法論としてはまとまって形式化されているものは見つからず、さらにプラクティスとプリンシプルの調査が必要です。
TPSは生産方式ですから、そのまま開発に使えるわけではありません。しかし、その原則はソフトウェア開発に活かせることを最初に指摘したのが Mary/Tom Poppendieck の「リーンソフトウェア開発」です。
今回、二人は、新しい本を書くための調査に来日しています。その本は、「Scaling Lean & Agile Development: Successful Large, Multisite & Offshore Products」(平鍋訳:リーン・アジャイル開発のスケーラビリティ: 大規模・分散・オフショア開発を成功させるために)というタイトルになる予定。
ご期待ください。
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