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発表前に契約したプリウスα(7人乗り)の納期感 〜中小企業の再生を応援しつつ、楽しみに待ってます!〜

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 我が家では、以前(かれこれ1年以上前)から「そろそろ、車の買い替えを考えないとね〜」と妻と相談していました。その頃から、「雑誌とか見ると、プリウスの7人乗りが出るみたいだから、待とうよ」と話をしていました。

 今回の買い替えは、妻の車(妻の通勤+家族での移動)です。今は、妻の実家に居候している状態で、たまには義父母も一緒に出かけることもあります。できれば、全員乗れた方がいいと思い、以前からミニバンタイプのハイブリット車を待ち望んでいました。

 今冬あたりから、北米のモーターショー等で実車がでてきて、楽しみにしていました。時は3月、震災にて、短い期間とは言え、ガソリン購入ができない状態(すごい列というよりも、緊急車両優先)もあり、

 「どうせ買うなら、意思決定は早い方がいい!」

と妻に話して、震災1週間後の3月19日か20日あたりに、カーディーラーに行きました。

 経営学的に言うのであれば、意思決定を遅らせることでメリットがないならば、つまり、今回、我々にはポストポーン戦略(postponement strategy)をとるメリットがないと判断しました。

 率直に、

「買う気まんまんです!」

と伝えて、いつから購入できるのか?など相談しました。その席にて、

「新車発表前だが、予約という形で注文を受けています」

との話を受けた。まだ、パンフレットもディーラー社内向けの内部資料しかない状態でした。オプション、特にカーナビについては、工場も停止状態で生産の目処もつかず、どのタイプが供給できるかどうかすらわからないと言った状況です。また、私たちがこだわった7人乗りについては、電池もリチウムイオン電池で通常のプリウスの電池工場とは異なる工場での生産だったらしく、このあたりも含めてとにかく不透明ですとのことでした。

 一応、

「1週間、考えます」

としたものの、結果的には、翌週の3月27日にはハンコをもって、

「買いに来ました!」

と注文書へのサイン(ハンコ)を押しました。
(やたらに、値引き等の綱引きはお互い時間の無駄なので、ささっと決めました。)

 私たちが注文した時点で、まだ、トヨタ社からプリウスの派生モデルとしての新車発表はされていませんでした。型式は、ZVW40W-AWXGB と決まっていたようですので、注文書にもその記載がありますが、車名については、プリウスアルファの文字はなく「プリウス派生スペース G」との記載です。



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 このご時世ですので、契約の際にも、「状況が状況だけに、急ぎません。のんびり待ってますから」とお伝えしてから、かれこれ2ヶ月が経過しました。

 「そういえば、パンフレットも持ってないよね?」

と妻と話をして、一応、パンフレットはもらいました。車好きの方には、申し訳ないかもしれませんが、まさに、購入する身ながらパンフレットすら持っていませんでした。

 ただ、現行型プリウスは、義父が乗っていますので、概ねイメージは出来ていますし、以前、出張の際には度々レンタカーにてプリウスを指定していましたので、乗り心地なども承知していますので、その点では安心しています。


 今日、パンフレットを頂く際に、

「そういえば、ざっくり感で納期はどんな感じでしょうか?」

と聞くと、

「申し訳ございません・・・今月末には、いつ頃になるかが分かると思うのですが・・・」

とのことでした。急いでいないので、「楽しみに待ってます」と伝えました。

 その後、より詳しく調べてくださったのか、どうやら秋頃になるとのことでした。

 自動車産業、特にトヨタ社のJIT(Just In Time)は、以前の新潟震災の際にも課題を垣間みた気はします。サプライチェーンについての議論は、今回は触れずとして、まずは、日本の自動車産業を支える多くの中小企業の潜在的技術力を礎とした再生に期待したいと思います。

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