「ウェイボー投稿代行サービス」始めました。[Vol.1]
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■ウェイボー(新浪微博/シナウェイボー/weibo)とは?
まず説明しなければならないのは、『ウェイボー(新浪微博/シナウェイボー/weibo)って何?』ていうことですよね。ウェイボーというのは、簡単に言うと中国版のツイッターサービスの事です。ツイッターと同じように、140文字以内で文章を書き込むことが出来たり、画像を添付させたりすることが出来ます。また、誰かのウェイボーのアカウントをフォローしたり、誰かにフォローされたりすることが出来ます。ツイッターをやってたことが少しでもある人ならすぐにイメージできると思います。
中国がまたしてもパクったのかとか思わないでください!(笑)中国では、ツイッターとfacebookは中国国内からはアクセスできない為、代替のサービスとしてウェイボーが台頭してきたのです。現在では実に3億ものユーザーがいると言われているほどで、しかもまだまだ伸びていくだろうと言われているサービスです。
ここまでの人数になると、企業もこのウェイボーを活用してビジネスのPRしたいという需要が出てくるわけで、実際に中国企業などはこのウェイボーを活用して知名度を上げたり売上増加に貢献したりしています。また、あまりに強力な口コミ伝播力に中国共産党が実名制を導入するよう指導したりするなど、国さえ動かすほどの力を持っているまでに成長しています。
■ウェイボーの「口コミ」伝播力がスゴイ
以前、中国で新幹線が事故を起こしたことがありましたが、その際、今までの中国であればどんな事故が起こったのか、なぜ事故は起こったのか等は、なかなか情報が伝わらないのが普通だったのですが、この時は違い、事故当初から色々な情報が世界中のマスコミに伝わっていました。これは、ウェイボーを使って現地の人たちが随時情報を書き込んでいたからです。それを見た海外のマスコミ関係者がその情報をもとに取材をして報道しために、ここまで大きな問題に発展したと言われています。
さらに、共産党から報道規制をするように指示する伝達書を記者がウェイボーに画像付きで掲載したために、共産党への批判が集中したことでも有名になりました。今まで、13億人もの人間を統制してきた共産党がウェイボーの前に何も出来ない状態になるほど強力な口コミ伝播力を持っているのがウェイボーなのです。
■中国人は日本以上に「口コミ重視」
以前、中国のマスコミに対する意識について中国人にインタビューしたことがありますが、その時とても印象的だったのは、中国人がいかにマスコミの報道を信じていないかという事です。前述の新幹線事故の時もそうですが、殆どの中国国民はウェイボーの情報を信用していたし、海外メディアの情報でより多くのことを知りそして信用していました。中国メディアは、事故の当初こそ報道したもののその後は報道規制がかけられて全く報道できない状態でしたのでなおさらだったのかもしれません。
中国では皆さんご存知の通り、情報が検閲されています。日本人の感覚だと「情報の検閲をするなんて!」というネガティブなイメージを持つことで終わってしまいますが、そんな中で生活をしている中国人からすればいかにその検閲が敷かれた中でちゃんとした情報を得るのかということの方が批判するよりも大切なのです。
そのため、テレビ・新聞・雑誌などで読む情報というものは、検閲がされていることを前提に見るわけです。インタビューした中国人によれば参考程度にしかテレビ・新聞などは見ないとのこと。『毎日毎日、良いことばかりを報道していれば誰もが不自然に思うし、誰も信用しなくなるのは当たり前』とのことでした。
では、他にどうやって情報を得るのかというとそれが「口コミ」なのです。ウェイボーが登場する前まではまさに会話の中で得た情報が最も信用される情報であったわけです。ウェイボーが登場した今では、若者を中心にそれまで狭い地域でしか広まらなかった様々な口コミが中国全土に一気に広まるようになりました。
また、中国では偽物やすぐに壊れる商品・体に良くない食品などが入り混じっているため、そのような商品をつかまされないように中国人は知らないブランド品などに関しては情報収集(口コミを確認)をした上で購入します。中国人はブランドを重視すると言われていますが、
これは単に偽物や信用できない商品が非常に多いからそのような傾向が出てきたとも言えます。どこで買った商品は大丈夫、あそこで買った商品はダメなどいちいち調べる必要がなく偽物をつかまされる心配がないのがブランド品であり大量に広告を打っていて誰もが使っている商品だから安心なのです。日本ではそんな心配をする必要はありませんが、これが中国人の消費行動の特徴の一つとも言えるのです。そして、やがてみんなが身に着けているものを自分も身に着けたい、利用したいという消費行動に発展してきているのが今の中国です。
中国では誰かが身に着けていたり、誰かがいいと言っていたりする口コミ情報が購入に大きな影響を与えます。どんなにいい商品でも誰も知らなかったり、誰もその製品について何も言っていないようだと購入へのハードルが上がることになるわけです。そういう意味でも企業にとってウェイボーというツールは非常に重要なツールとなります。何しろ、広告を中途半端に出すよりも口コミを発生させる書き込みを140文字以内でした方がよっぽど売り上げられる可能性があるのですから。また、居住地・年齢・性別などでフォローする人をターゲット層に絞り込むことでより効果的な情報収集も行うことが可能なのです。
今ではそんな中国人に売る為にステルスマーケティング的なサービス(何百人もの中国人インフルエンサーが御社の商品について投稿するサービス等)も増えてきており、それらを利用するのも一つの手ではありますが、しかしそれでは、中国人の消費者意識をいつになっても理解できないのが最大の問題だと私は思っています。口コミを広める為には、まず中国人を知らなければならないのです。これは当たり前のことです。安易にステルスマーケティングに頼って、中国人を理解することから逃げていては継続的に中国で成長することは出来ません。当然ですが。
■まずはウェイボーを始めて、中国人を研究することが大切
ともあれ、出来る限り早くウェイボーを始めた方が有利になるのは間違いないと思います。ウェイボーをやりながら、中国人はどんな消費行動をするのか、どんなことに今興味を持っているのかについて継続的に観察していくことで中国人をよく理解できるようになります。日本では日本で生活すること自体がマーケティングになる為、多くの日本人が無意識に出来ていることですが、中国人を理解するためには、意識的に今までとは違う行動を起こさなければなりません。いつの間にか日本人の感覚でものごとを考えてしまうからです。そのためにも、ウェイボーで毎日のようにウェイボーで語られる内容を随時観察しておくことがとても大切なのです。
特に今はまだ日本で売られている金額は中国人にとって高いものばかりのため、そう簡単に売り上げは伸びてこないのが現状です。そのため、中国人の所得が増えてくるまでの間は、ウェイボーなどで中国人を注意深く観察し分析することが大切なのです。
しかし、中国語が分からない人が殆どでしょうから、観察したくても出来ないのが現実です。そこで、中国人留学生の活用を提案したいのです。
<<<< 続く >>>>
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