苦しい結果に終わったSony EricssonのQ4、Androidベンダーで明暗分かれる
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Sony Ericssonが第4四半期(2010年10月ー12月)の業績報告書を発表した。
出荷台数は900万台で前年同期比の20%減、前四半期(Q3)比でも50万台(5%)のマイナス。年末商戦を含む第4四半期(Q4)の方がQ3より少ないという、かなり残念な結果になっている。XperiaブランドのAndroidスマートフォンの台数は65%増加したと報告しているが、年末商戦のAndroidはSamsungにもっていかれたようだ(こちらの記事を参照)。同社はPlayStationスマートフォン「Xperia PLAY」で米国市場のシェア拡大を図ったが、現時点では戦略はうまくいっていないように見える。
売上高もマイナス成長で12億8800万ユーロとなり、通年では2億4300万の損失を計上した。Sony Ericssonは赤字の理由として、競合と価格低下、リストラコストなどを挙げている。
Sony EricssonはソニーとEricssonの合弁会社だが、2011年秋にEricssonが持ち株をソニーに売却し、ソニーの完全子会社となることを発表している。ソニーにとって苦しいスタートとなりそうだ。
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