WikiLeaksのAssange氏、資金難のため機密情報の公開を一時停止へ
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WikiLeaksのJulian Assange氏が24日、英ロンドンでプレスカンファレンスを開き、米系金融機関が送金を停止したことにより深刻な資金難にあると現状を訴えた。Assange氏は今後12ヶ月で350万ドルの資金が必要と述べている。
WikiLeaksは約20人のスタッフを抱える非営利団体で、活動は寄付でまかなわれている。2010年は月平均10万ユーロ程度の寄付があったが、2011年は「財務封鎖」の結果6000~7000ユーロとなり、95%減少したとのこと。2010年11月ごろからWikiLeaksに対する風当たりが強くなっており、Visa、MasterCard、Bank of America、PayPal(eBay)、Western Unionなどが送金停止などの措置に出た。WikiLeaksはこれに対し、欧州連合に苦情を申し立てている。欧州連合はこの苦情について調査中で、11月にも正式な調査を開始するかの判断が下される予定だ。AnonymousなどAssange氏の支援者は、これらのサイトに対しDDos攻撃を仕掛けた。
Assange氏は合わせて、リーク情報の提出について、新しいシステムを11月末に導入する計画であることも発表した。新システムはデジタル証明に頼らない仕組みになるという。
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