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デジタルコンテンツ流通の潮流を見据えて

NEWSWEEK Facebook特集が面白い 「危ないね!」

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2月22日号のNEWSWEEK日本語版のFacebook特集が面白い。

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基本的にはFacebookが個人情報を集めやりたい放題だから危険だよっていう主旨なのだが、秀逸なのが以前Steve Jobsの成り済ましブログで有名になった記者が今度はFacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグに扮して個人情報についての考えを1頁に渡って吠えているところだ。タイトルは偽ザッカーバーグから利用者の皆様へということで言いたい放題だ。「プライバシーはクソです。なのに人間はその変化に対応できず保護に値すると言い続けているのです。」「Facebookに限らずGoogleもAppleもAmazonもMicrosoftも・・・・って、Facebookだけじゃない」ことを強調した上で、「嫌ならインターネットから出ていけ」とまで言い放っている。「われわれの素晴らしいサービスをユーザーに個人情報と交換に提供している。」

450円と薄い雑誌のわりに高いがそれなりに楽しめる記事だ。ぼくはGoogleのGmailやPicasaやAppsなどのサービスに依存した生活をしているし、TwitterもFacebookも楽しんで使っているし個人情報も最大限露出している。そのほか様々なネットサービス無しではもう何もできない身体になっている。いまさら個人情報がなんていわれてもねえ。特定のサービス以外にもCookieやAnalyticsなどネットには網の目がもう隙間なく貼られている。NEWSWEEKよ、いまさらどうしろと言うのだ?

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