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外資系金融機関を担当する経営コンサルタントの活動記録 ~ プライスウォーターハウスクーパースの高橋正敏です。

生涯グランドスラム達成!

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テニス通にとって、一番面白いと思われる大会、全仏オープンテニスですが、ロジャー・フェデラー(スイス)の生涯グランドスラム達成という形で幕を閉じました。数々の栄光を手にしてきた彼がこれまで手にしてこなかったのが、この全仏のタイトルでして、これで「真の王者」になれたと思います。

テニスにおける、グランドスラムタイトルは、(テニス好きには説明するまでもないですが)、全豪・全仏・全英・全米とされています。そしてそれぞれのコートサーフェスが、異なるので、(やわらかいハード、アンツーカー、芝生、そして固い普通のハード)これらをきちんと全部制するのが、テニスにおける全能力が高いことの証明になります。ちなみに、それらのサーフェスでは、球足がやや早い、遅い、超早い、早いという順序です。

これを達成できた男子プレイヤーは過去に6人しかいないようで、最近では、1992年から1999年に達成したアンドレ・アガシが、その達成者として知られています。細かいようですが、全豪のコートは1987年まで芝コートで、4大会がきちんと異なるサーフェスになったのは1988年からですから、それ以降のグランドスラムこそ、上記のような能力の高さの証明になるものだと個人的には思います。

しかし、問題は次、今年のウィンブルドンですね。テニス通の間では、この全仏・全英の短い期間(確か2週間ぐらい)に、これらの両極端なサーフェスを制する者が最も勢いのあるプレイヤーと考えられています。(特に私はそうです)

というわけで、今年の注目は、フェデラーが全英を制するか!です。こちらは得意のサーフェスなので、いけるだろう、と言いたいところですが、、、そうはさせまいと頑張る若手がゴロゴロいます。また、ナダルなどは敢えてここで雪辱を晴らそうと考えるのではないでしょうか。欧州スポーツシーズンはまだまだ目が離せません。

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