+1で着々と進む "Googleなりのソーシャル"
本エントリは、「Google+1やGoogle+によってGoogleのソーシャル化が本格的に姿を表してきた。より見られる広告や、より読まれる記事に貢献すると思われる。」という内容の記事です。今回はビジネスSNSとは関係がありませんが、ご容赦ください。
▼ニュースに記事執筆者の顔、知人の推薦が表示されるようになった
Google+がベータ版としてリリースされ、依然として注目が集まっています。Googleサービスのソーシャル化を推進するものとして注目されていますが、今後Googleが持っている様々なサービス(Youtubeなど)と連携していくことを考えると、非常に今後に期待が集まるサービスであると感じています。
その中で、いくつか面白い機能がみられたのでご紹介です。(知っている人には今更な内容かも知れません)
先ず下記です。これはGoogle.comの検索結果ですが、ニュースサイト”Mashable!”の記事は、Google検索の結果に執筆者の顔写真が掲載されています。
<Google検索に表示される、記事執筆者のアイコン>
こうして執筆者が露出することで「この人が書いた記事なら読んでみたい」という力が働くことになります。ニュースサイトなどですと「今話題になっている記事ランキング」や「今最もつぶやかれている記事」などが表示されるなどして導線が貼られていることがありますが、今後は「あなたがフォローしている記者が書いた記事」などがニュース・メディア内で貼り巡らされることになるのではないかと個人的に予測しています。この流れを受けて、記者の方のパーソナルブランディングが進んだり、パーソナルブランディングされたビジネスパーソンが記者として参加する、といった現象が来るのではないかとも思います。
また、これはもう周知のことかと思いますが、様々なサイトをGoogle検索から探すと、自分とつながっている人が+1した記事にその人のGoogle+のアイコンが表示されます。最近は、自分の尊敬している人が+1いていたりすると、思わず読んでしまっています。
▼広告にも反映される+1
下記は私がネットを巡回しているときに表示される広告です。エノテカさんという著名なワインショップの広告がトップに表示されています。
<Google広告にエノテカオンラインさんの広告が表示されている>
これが表示されたのは、実はワイン関連のサイトではなく、ITmediaさんのトップ記事です。何が起きているかというと、「自分が過去に公式サイトを+1したエノテカさんの広告が、Googleの広告で優先的に表示されるようになっている」という現象です。私は最近どこのサイトに行ってもエノテカさんの広告が表示されており、やはり目が行きますのでワイン購入欲求が常に刺激されています。ここから言えることは、「自社サービスの広告の配信対象を最適化し、しかもちゃんと読んでもらうためには、自社のサイトを+1してもらう必要がある」ということだと思います。広告を出稿されている各社さんは、今後どんどんユーザーが+1するように対応するだろうと思います。
以上、Google+および+1関連の話題の提供でした。Google+と+1の機能強化には目が離せませんね。