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TEDの魅力

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TEDが話題ですね。ニュースで取り上げられることも、よく見ます。 TEDのHPをみると、このように説明してあります。

 
TEDは、テクノロジー、エンターテイメント、デザインの頭文字を表し、この3つの領域が一体となって未来を形作るという考えに由来します。そのイベントが網羅する分野は広く、50回を超えるプレゼンテーションや朝夕のイベントを通して、あらゆる方面からの素晴らしいアイディアを紹介します。
 
TEDは、何が面白いのでしょうか?
聞いたことのないアイデア、見たことのないプレゼンテーションの方法は勿論おもしろいのですが、 私は原始的な面白さがあるかと思います。  
 
つまり、面白いことを考えた本人の口から、その時の興奮した話を聞く。
この原始的な面白さが、TEDの魅力だと思うのです。
プレゼンターによるのですが、面白いプレゼンは本人がとんでもなく興奮していている場合が多い。とても、楽しそうなので思わず引き込まれてしまうのだと思います。マルコポーロは色んな国を訪れていましたが、帰国後に彼の冒険話を聞くのはとても面白かったと思うのです。TEDの面白さはそれと同じなんじゃないかと思います。
 
インターネットができて、ソーシャルメディアができて、スマートフォンができて、サイバーな世の中になった半面、人間は原始的なものを求めてくるのではないかと思っています。
会社の飲み会にはいかずに、FacebookやTwitterでコミュニケーションを増やしている一方で、シェアハウスで人とのつながりを求める。サイバーな世界と動物的・原始的な面白さとバランスを取ろうとしているのでしょうか。
 
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