DX 推進に関する企業の意識調査、DX に取り組んでいる企業は 15.5%、人材不足が課題 〜帝国データバンク調査から
帝国データバンクは2022年10月28日、「DX推進に関する企業の意識調査(2022年9月)」を公表しました。
調査期間は2022年9月15日~9月30日、調査対象は全国2万6,494社で、有効回答企業数は1万1,621社(回答率43.9%)
です。
本調査では、
DXの「言葉の意味を理解し、取り組んでいる」企業は15.5%となっています。
特に、従業員が1,000人超の企業では47.8%と、半数の企業が取り組んでいます。
その一方、「言葉の意味を理解しているが、取り組んでいない」(35.3%)、「言葉は知っているが意味を理解できない」(12.4%)、「言葉も知らない」(5.4%)など、依然として5割超ではDXへの取り組みが進んでいない状況となっています。
出典:帝国データバンク DX推進に関する企業の意識調査(2022年9月)
「言葉の意味を理解し、取り組んでいる」企業を規模別にみると、「大企業」は 26.6%で取り組んでいた。特に、従業員数が多い企業ほど DX への取り組みが積極的な傾向があり、1,000 人超では企業の 47.8%と半数近くに及んでいます。
一方、「小規模企業」(8.8%)、「5 人以下」(9.1%)と、小規模企業や従業員数が少ない企業では、DX に取り組む企業の割合が低くなっています。
出典:帝国データバンク DX推進に関する企業の意識調査(2022年9月)
DXに取り組むうえでの課題では、「対応できる人材がいない」(47.4%)や「必要なスキルやノウハウがない」(43.6%)がともに4割超となっています。
また、「対応する時間が確保できない」(33.3%)、「対応する費用が確保できない」(27.5%)など、時間、費用面の制約を課題にあげる企業も多くなっています。
出典:帝国データバンク DX推進に関する企業の意識調査(2022年9月)