グーグルはドロップボックスを破壊するのか、無料フォトサービス
うーむ、ICloudは確かに値段が高いですねえ しかし影響はドロップボックスの方が大きいでしょう・・・
How much does a terabyte of photo storage cost? On iCloud, $240 a year. Dropbox, $100. Microsoft OneDrive, $84.
Google, $0. It's free on desktop, Android, and iOS.
<出所 テッククランチ>
ビジネスインサイダー紙はグーグルがドロップボックスを押しつぶすと述べています・・・すげ~~ @@
<出所 ビジネスインサイダー>
グーグルがグーグル+から写真のサービスを分離し、無料のグーグルフォトサービスを発表しています。(グーグルIO2015)容量無制限かつ無料のサービスです。早速、筆者の知り合いもドロップボックスから写真サービスを移行しています。一昔前グーグル+がアンドロイドで撮った写真を自動的にソーシャルネットワークサービスに格納すると言う発表はまるで魔法のような力に感じたものです。そのサービスが独立しました。
無制限に無料と言うのは確かに消費者には朗報かもしれませんが、ビジネスの視点で見た場合、これはかなり問題があります。
■ 独禁法に触れるかも
嘗てネットスケープがブラウザービジネスを開始し、「ブラウザーこそがWindowsに変わるプラットフォームだ!!」と世に示したことがありました。それに危機感を持ったマイクロソフトが無料のブラウザーのインターネットエキスプローラ―(IE)を無料でWindowsにバンドルし、ネットスケープを排除して圧勝したことがあります。1995年のWindows95が発売された時、突然、インターネットの重要性に気が付いた当時のCEOビル・ゲーツさんは「ジハード!!」を叫び、12月8日の真珠湾攻撃の日にネットスケープに対して宣戦を布告しています。
しかしその後、マイクロソフトは独占禁止法違反に問われ、危うく会社を二分割されそうになりました。
今回のグーグルが開始した無料フォトサービスも明らかに一線を越えています。
欧州の独占禁止法委員会あたりが目をつけるかもしれません。
■ クラウドサービスはGAME TO ZEROの戦い
その背景にはIoTを支えるムーアの法則がもたらす、限りない生産性の向上があります。1ギガバイトのストレージ1993年には9、000ドルでした。2013年にはわずか4セントです。 1969 年には 一台3 百万ドルのIBM 大型汎用機が月に人を送りました。メモリーは64 kilobytesであり、クロック速度は0.043MHz,でした。2014年には$200 のiPhone 6は 16GBのメモリー、 processor のクロック速度は2.6GHzです。
この生産性の向上をユーザーに還元する競争が「GAME TO ZEROの戦い」です。グーグルが仕掛け、アマゾンとマイクロソフトが追随しています。
ドロップボックスやボックスなどがかつてのネットスケープの運命を避けるためには、ビジネスセニュリテイなどコスト面以外の特徴を出すしかないでしょう。
巨人がスタートアップ企業を押しつぶすのでしょうか?
ムーアの法則は凄いです!! 月に人を送り込んだIBMの大型汎用機・・・・メモリーは64 kilobytes
<出所 ビジネスインサイダー>
★★Google just took the lead in the dangerous game called 'Race To Zero'
★★Google just crushed Dropbox's dream of becoming your one-stop storage destination