スマート革命と地図、フェースブックが地図サービスのWAZE買収に成功すればグーグルマップに対抗できるのか？

＜序文＞

　AllthingsDなどが記事を書いていますが、フェースブックがアップルに競り勝ってイスラエルの地図サービスのWAZE買収に成功する寸前と報じられています。（但し、非公式情報）もし買収に成功すれば、フェースブックはグーグルマップに対抗する可能性のあるソーシャルな地図サービスを手に入れた事になります。

一か月前の待ち受け画面のリリースを見ても判るようにスマート革命（一人一台のパソコンから一人七台のスマートデバイスを時と場所によって使い分ける時代）へのシフトをフェースブックは急いでいる訳ですが、フェースブックは今やスマートデバイス、モバイルに全力投球です。今度は車のスマートカー化（車のインターネットとの接続）と連動したスマートフォンのアプリサービス（navigation and mapping app）です。

買収額は８億ドルから１０億ドルと見られていますが、昨年のフェースブックによるスマートデバイス専用写真ソーシャルメディアのインスタグラムの買収に匹敵します。

★★　Will Waze Be Facebook’s Next Instagram?

★★ Reports: Facebook Is Buying Social Mapping/Traffic App Waze For Up To $1B To Court Mobile Users

★★　Will Apple Top Facebook's $1 Billion Bid for Waze?

★★After dates with Apple, it's an engagement with Facebook: Waze selling for $1bn

　　道路変えた方がいいよ！！と言うアドバイスが来る！！

＜出所：zdnet.com＞

変更ルートの提示

　＜出所：フォーブス＞

Wazeのイスラエルの本社事務所

＜出所：テッククランチ＞

＜WAZEはイスラエルの地図サービスの会社＞

　イスラエルの地図サービス会社WAZEは、交通トラフィックとＧＰＳによる地図の関係を組み合わせ、それにソーシャルメディアの要素を組み合わせたアプリのサービス企業です。現在のＣＥＯはNoam Bardin氏ですがアイデアを出したのはソフトウエアエンジニアのEhud Shabtai氏です。

　シャバティ氏は確かに地図とＧＰＳがあれば静的な物理的世界は把握できるけれども、現在の交通渋滞などの動的な状況は判らないと考え、ドライバー自身に現状を伝えてもらうソーシャルな要素を加えたサービスを考え出しました。

WAZEは誕生から四年目の企業です。現在の利用者数は４千７百万人です。（ 47 million users）社員数は１００人、米国には１１人置いています。既に売り上げとして広告を提供している会社です。

さてCalcalistによれば地図で大失敗した後、アップルは５億ドルで買収したいと申し出、フェースブックは１０億ドル程度の金額を提案したそうです。

そしてフェースブックはWazeの資産再評価の段階に進んでいるそうです。買収後も研究開発部隊をイスラエルに残すかどうかなど幾つかの問題も指摘されていますが、非常に注目されるＭ＆Ａですね。

＜漫画で示す交通状況＞

　WAZEの面白い点は地図とＧＰＳに加えてドライバーから集めたソーシャルな情報を漫画にして配信している点でしょう。アプリによるナビゲーションとしては非常に判りやすいですね。グーグル地図のようなルート変更の推奨も行うようです。しかしこの漫画はユーモア豊かで面白いですね。

さてどうなるでしょうか？

　漫画でアドバイス！！

＜出所：http://www.nbcnews.com/business/facebook-may-buy-israels-waze-1-billion-1C9867490＞