スマート革命と囲い込み、1月15日にフェースブックの自社製スマートフォンは発表されるのか!!?
<序文>
フェースブックが2013年1月15日に本社に置いてプレス発表を予定しており、既にメディアに対してインビテーションを出しています。フェースブックは通常、こうした本社でのイベントは開催しません。一体、何が目的なのか不明で非常に神秘的なイメージのプレス発表ですが、フェースブックの自社製スマートフォンの発表ではないかと言う見方が出ています。既にウオールストリートジャーナル紙もこの見方を取り上げています。
昨年、CEOのマークさんは「間違った戦略」と言って一旦、自社製スマートフォン開発の噂を否定しました。しかし誰もそれを本気で受け止めていません。果たしてフェースブックの自社製スマートフォンの発表がなされるのでしょうか?
但し、今回のプレスカンファレンスには「検索に関するプロダクトの発表」と言う別の見方もあります。
★★ Facebook calls mystery press conference for January 15 amid new
smartphone rumours
★★ Facebook Issues Mystery
Press Invitation
引用
Another possibility Zuckerberg has alluded to is a more robust search product – a service that already receives a billion queries per day, mostly for people looking for friends, he said.
引用元
<出所:ウオールストリートジャーナル紙>
<フェースブック独自スマートフォンの意味>
昨年マークさんが一旦、否定したにも関わらず、フェースブック内に検討チームが有ることは、幅広く知られています。一方アマゾンも自社製スマートフォンを2013年には出すと言う見方も強まっています。既にマイクロソフトもグーグルも自社製のスマートデバイスを販売しています。
フェースブックは2012年の上場前、一時酷評されていた「スマートデバイスにおける広告ビジネスの売り上げがゼロに近い」状況から脱して、2012年の第四四半期には広告の20%がスマートデバイスで稼いでおり、その為、株価も先日には30ドルまで回復しています。(予想よりは大健闘と言うことのようです)
アップルとのアライアンスを経て次はアンドロイドの領域で地歩を固めたいところです。また一人一台のパソコン時代と異なり、一人七台のスマートデバイスを使いこなすスマート革命時代には広告売り上げはあまり期待できません。そこでパソコン時代からのスマート革命時代(ポストPCコンピューティング時代)への移行にあたって、脱広告ビジネスと言うことでソーシャルギフトなどのソーシャルコマースに注力しています。
パソコン時代のオープン戦略が全体的の後退する中、フェースブック独自スマートフォンの意味は、グーグルに対抗した囲い込み戦略の一環と考えられます。
果たしてフェースブックの神秘的な記者発表の中身はなんでしょうか?