ボーイング社がトヨタに学ぶのは...
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先週行われた日米協会主催のビジネスセミナー。今回のテーマは"Lean Management"で、ボーイング社とトヨタが一緒にプレゼンテーションを行うというので、参加してきた。
ボーイング社は、当時の経営陣が1980年代にトヨタの生産現場を訪問して以来、トヨタの生産管理方式積極的に導入して25年以上経つのだという。プレゼンテーションの工場の写真が、導入前と最近のラインの違いを、まざまざと伝えていた。
その後、参加者は実際に大部屋マネージメントを擬似体験。ある目的を達するために、その障害をこんな風に解決するのか...
ただ、最も印象に残ったのは、ボーイングの人も指摘したこと。トヨタ方式で何よりも大切なのは、ツールではなくて、「人を尊敬する姿勢」。昭和10年にできたという「豊田綱領」にもその4つ目にあがっている。
ここにその綱領を紹介しますね。
豊田綱領
一、上下一致、至誠業務に徹し、産業報告の実を挙ぐべし。
一、研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし。
一、華美を戒め、質実剛健たるべし。
一、温情友愛の精神を発揮し、家庭的微風を作興すべし。
一、神仏を尊崇し、報恩感謝の生活をなすべし。
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