オルタナティブ・ブログ > 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 >

元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

50年前のスペースニードルペンが再び買えます

»

シアトルの街角でよく見かけるBartellsというドラッグストア。122年続く老舗なのだそうな。

週末Bartellで買い物をした時、レジの横に、オレンジ色をしたスペースニードルのボールペンが箱に積んであった。「シアトルワールドフェア(国際博覧会)50周年記念だからといって、またこんなものを作ったりして」と、いささか食傷気味にながめたのだったが...

シアトルタイムズのこちらの記事を読んで、私の勘違いを知った。何と、あの箱に入っていたボールペンは、最近作られたものではなく、50年前の国際博覧会のために作られた、オリジナルのアイテムだったのだ。

今年87歳になるAlex Tothさん。50年前、シアトルで博覧会が開かれた時に、シンボルのスペースニードルの形をしたボールペンを作って売ることを思いついた。値段は$1。今の価格に換算すると$7。決して安くはないが、お土産用にと、大変人気だったという。

売れ残った18,000本を、彼は引越しをする度に捨てずに持っていた。そして50年後、こうして再び地元のドラッグストアで日の目を見ている。一本$10で。

2020年に大阪万博50周年を迎えるが、その時に日本のAlex Tothさんは存在しているだろうか?そのノベルティは何だろう?

Comment(0)