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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

「人生は芸術だ」と誰が言ったのか?

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大阪万博公園の太陽の塔を作った人で、テレビに出てくる時はいつもオーバーなジェスチャーをする人。小学生の私には、芸術家って岡本太郎みたいな人で、「人生は芸術だ」という言葉も岡本太郎が言ったのだと思っていた。

多分彼も言ったのかも知れないけれど、思わぬところでこの言葉に出くわし驚いた。

鈴木大拙著の「禅学入門」(講談社学術文庫)。著者がもともと英文で書いた本を、本人が日本語訳したものだ。序文には昭和15年晩夏とある。

本文の「非論理的なる禅」なる章からの抜粋。

「人生は芸術である。そして完全の芸術のように、それは自己没却でなければならない。...」

禅の研究者が人生は芸術であると看破しているのを知り、驚いている次第です。

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