悪天候と政治家と...

シアトルは今日も雪。午前中少し小降りになったところで雪かきを始めたのだが、またかなり激しく降ってきたので中断。数時間後には雪かきの跡がなくなるほど、また積もってしまった。

当然車も出せないので、今日も一日中家にこもってお仕事。こんなに長時間パソコンと向かい合っているのも、あまり健康的ではないわね。

この大雪と、今から3年前、2008年のクリスマスにシアトルを襲った大雪の記憶を思い重ねてみる。

3年前は、雪かき車がちゃんと発動しなかったり、バスが途中で立ち往生したり、市内の交通機関が麻痺してしまった。その責任を追及されて、当時のシアトル市長は結局再選かなわなかった。

一方、今回の大雪は、その兆候がまだあらわれていない頃から、いろいろなところで万全以上の策がとられていたよう。火曜日は、雪どころか暖かいくらいなのに、地元のバスは雪時用の臨時ダイヤで運行。おかげで私は途中でバスを乗り換える羽目になり、ダウンタウンまで行くのにいつもの倍以上の時間がかかってしまった。

ちょっと過剰反応じゃないとも思うのだが、それでも、準備が整わずに市内がマヒ状態にあるよりましなのかも。少なくとも今の市長さんが次期選挙で落ちる要因にはならないだろう。

たまたま今夜は共和党大統領候補のテレビ討論会をやっていた。4人ともそれぞれ豊富な経験の持ち主だろうけれど、悪天候など避けられない事態に直面して、どんな行動を取るのだろう？その行動力がどれほどのものか、こういう討論会で果たしてどれだけわかるのだろう？ふとそんな余計なことを考えた、雪の夜でした。