友人のKさんに連れられ、訪れた、ロバートさんの自宅兼ギャラリー。銀閣寺に程近い住宅地にあるこの家は、大正時代に建てられたのだという。忘れ去られた時代が急によみがえる。
日本に住んで30年以上経つというロバートさんに、改めて日本六古窯についての薫陶を受け、磁器と陶器ではふさわしい季節が違うということを知ったりする。日本人以上に日本に浸っているという点で、ロバートさんと、お茶のボニー先生とはよく似ている。この方々から学ぶことの多い最近の私を、今更ながら滑稽に思う。
でも、ロバートさんから学んだ一人に、スティーブ・ジョブズもいたことを彼のブログで知り、少しだけスティーブとの距離が縮んだ気がした。
佐川 明美
2011/10/25 09:00:00