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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

象嵌の美にうっとり、そして絶句

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再び京都へ。訪れたのは、京都伝統産業ふれあい館。以前の勧業館が新しくなった。タクシーの運転手さんはみやこメッセという名のほうがわかりやすいみたい。

とても残念なことに、館内はビデオ写真撮影禁止。でもその分、展示されている作品をじっくりと鑑賞することに専念できるかしら。

その日は、象嵌と竹細工、京繍のデモンストレーションが行われていた。

象嵌って何?という無知な私に対し、実演中の方は親切に教えてくれた。「生花の剣山のようなものですねん。」

まず、表面に髪の毛の数分の一ほどの細かい溝を縦横に入れる。ルーペでのぞいてはじめてその溝を確認できる。そこに、金銀の箔や糸を「載せていく」という表現が適切か。表面がぎざぎざなので、箔や糸をおいて上から力をかけることにより、表面に突き刺さったようになる。なので、糊は不要だ。その上に漆を塗り、何度も何度も磨いて、艶だし、逆につや消しも施す。

たまたま開催されていた、象嵌の展示即売会。どれもこれも、その繊細な美しさにうっとりしてしまう。説明に来られていた象嵌師のお一人に聞いてみる。「一番若い職人さんはおいくつくらいですか?」「60前後ですかね。」この返事に、絶句.....

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