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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

凛とした女性

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昨日紹介した京友禅の老舗、千總。450年もの歴史を持つこの京都の旧家に、長岡の、これまた老舗の酒蔵から、著者は嫁いで来た。

本日読了したのは、「京都、女の辛抱」(西村昌子著)。著者が昭和46年に千總の第15代西村總左衛門さんと結婚した時、嫁ぎ先には明治26年生まれの大姑さんが、78歳で健在だった。

その大姑さんの下で著者が体験した嫁修業は、私だったら多分一日ももたなかっただろうと思う。それでも、著者は書いている。

たぶん、私たちの世代が、明治や戦前の人々の価値観の中のある部分を「美風」として受け止められた最後の世代ではないか。そして、その「美風」は、私たちの次の世代にも伝えていく価値があるものではないだろうか。それを、私たちは伝えていく義務があるのではないだろうか。昨今の世の中を見ていますと、そんな思いが募ってきます。

大姑さんに対する著者の第一印象は、「非常に凛とした女性だな」だったらしい。私はこの表現にとても魅かれた。自分も凛とした女性になりたい。どうしたらそうなれるのだろう....そんなことを考えさせられた本でした。

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