オルタナティブ・ブログ > 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 >

元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

Seattle Steam Companyって?

»

シアトルの人気観光地、パイクプレースマーケットと目の鼻の先にあるSeattle Steam Company。冬このビルの近くを通ると、道のマンホールから、その名のとおりよくスチームがあがっていることがあったが、この会社がどんな会社なのか今日NPRで聴くまで知らなかった。

District Energy (地域冷暖房)という言葉も、初耳だった。このSeattle Steam Companyが供給するサービスのことだ。シアトル市内にある200ものビルに、地下のパイプを通じて暖房を提供しているのだ。かつては発生する蒸気を電力に換えて、市電に供給していたという。いわば、都市レベルのセントラルヒーティングシステム。省エネの波で、勢い注目を浴びている。

数年前この会社のビルが長い間工事中だった。実は、市内から集めた木の枝とかごみといった、いわゆるバイオマスを燃やして熱を提供するため、大規模な焼却炉を建設する工事だったらしい。より安価で環境に優しい新しいエネルギー源を得て、顧客数も増加傾向にある。

シアトルに住んで今年で17年になるけれど、まだまだ知らないことがいっぱい、です。

Comment(2)