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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

新IMF専務理事ラガルド女史の意外な一面

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ニューヨークでホテルの従業員に性的暴行を加えたとして逮捕・起訴されたストロスカーン氏の後継として、新しく5年の任期でIMF専務理事に就任したラガルド女史。IMF設立以来初めての女性トップ。何て格好いいんでしょう!

彼女に、同じく女性のアンカー、Christiane Amanpour さんがインタビューした時の一こまを、ラジオのNPRが紹介していた。

A divorced mother of two, she likes to trumpet womanhood as an asset in the world of finance.               

"I think we inject less libido," she said during an October interview with Christiane Amanpour on ABC's This Week. "And less testosterone into the equation. ... It helps in the sense that we don't necessarily project our egos into cutting a deal."

(離婚経験者で二人の子供の母である彼女は、女性であることは金融の世界にとって資産だという。

「我々(女性)は、リビドーを(男性ほど)出さないのです。」とラガルド女史。「性ホルモンを持ち込まないのです。...我々(女性)は交渉の場に(男性ほど)エゴをもちこまないので、かえっていいのです。」)

昔は、男性と対等に処するには、女性であることを抑圧せざるを得ないというのが常識だった。時代は変わって、女性であることを謳歌し、その長所をこのようにしてコミカルに表現できる人が、国際舞台のトップに立つ。同性としてうれしい限り、です。

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