アジアからの旅行者は京都よりも大阪がお好き
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奈良公園をそぞろ歩いていて、年配の白人カップルが多いのに気づいた。一方心斎橋筋をぶらぶらしていると、耳に入ってくるのは中国語や韓国語ばかり。
日本を訪れる外国人観光客について、少しググッてみた。すると、国や地域により好みの場所が違うことが、統計にも表れている。
日本政府観光局の調査によれば、台湾と中国からの観光客がもっとも多く訪れるのは大阪。また、近畿経済産業局総務企画部の調査によれば、アジアからの観光客は京都よりも大阪の訪問率が高く、欧米からの観光客はその逆、との結果が出ている。
訪日の目的でも、アジアでは「温泉/リラックス」「都市の魅力・現代性」に対する関心が高く、欧米では「日本人とその生活」「伝統文化/歴史的施設」に対する関心が高い傾向であるという違いがあるという。
当然といえば当然かも知れないけれど、この違いを如実に実感したのは、それなりの発見だった。観光政策とかいっても、十把ひとからげにはいかないものなのね。
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