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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

今も健在!世界で唯一のピンボールメーカー

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アメリカ人にパチンコとは何かを説明する場合、「ピンボールが垂直になっているもの」というと大抵わかってくれる。

それほどアメリカ人には馴染みの深いピンボールだが、今から10年以上も前、米国内で2社残っていたメーカーのうち1社が閉業し、残るはたった1社になってしまった。ピンボール21世紀まで生き残れないのではと、当時のニューヨークタイムズの記事が語っている。

ところがどっこい、その最後の一社Stern Pinball, Inc.は、今でもこの通り健在だ。大体年に3つの新モデルを出しているという。「人はうちの会社が独占状態にあるというが、それは違う。常に他のコインゲームと競争している。」と語るのは、オーナーかつ経営者のGary Stern氏。ピンボールがおかれている場所はバーが主だが、ウォルマートなど新たな場所への展開も考えているという。とても頼もしい!

余談だが...お父さんもピンボール業界の人だったというGary Stern氏。1986年に自ら立ち上げたピンボールメーカーの会社を、1994年にはセガに売却、会社はSega Pinballとなった。その会社を1999年にセガから買い戻してStern Pinball となった24日後に、もう1社が閉業となったというのは、ちょっとドラマチックなピンボールの歴史。

中村さんの床屋さんの記事を読んで、Stern Pinballのことを思い出しました。) 

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