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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

大統領制と議院内閣制の違いを垣間見た今日でした

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今日は、いろいろな人の語りがテレビをにぎわす日だった。

朝は早くから、米国下院の委員会で、ティモシー・ガイトナー現財務長官とハンク・ポールセン前財務長官が証言するところを中継していた。特にガイトナー財務長官は、ほとんどつるし上げに近い状況に追い込まれ、間違っても彼の立場にはなりたくないと感じた次第。

10時からは、注目の、スティーブ・ジョブズのiPadのお披露目。これは文句なく"Wow"の連続。

午後6時からは、オバマ大統領の一般教書演説。クラブに行くと、今夜は彼の演説を聞きたいからと、早々に家に帰っていく人もいた。内容はともかく、上下院を前に演説を行う大統領には、威厳がただよう。

でも、日本の国会で、「内閣総理大臣xx君」と呼ばれて、首相が他の国会議員の罵声を浴びながら答弁をする場面や、トニー・ブレア前英国首相が、同じく野次を飛ばされながら国会で雄弁にイラク侵攻を説く場面をテレビで観たことはあっても、オバマ大統領やブッシュ前大統領が、国会議員からリアルタイムで質問攻めにあうのを見たことがない。それはもっぱら、大統領が任命した財務長官や他の人々の役割のようだ。(オバマ大統領の演説中に「うそつき」と叫んだ議員は、正式な謝罪を要求された。)

首相になる人は、大統領制がうらやましいと思わないのかしら、と、ショーもないことを考えたのでした。

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