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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

モンマルトルの歴史を語るイギリス人

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去年のアクロポリスのウォーキングツアーで味をしめたのか、パリでもウォーキングツアーをしたいと旦那が言い出した。彼が見つけたのは、Paris Walksのモンマルトルのウォーキングツアー。雨模様で寒そうだし、上り坂を歩き回るのはいやだったのだが、渋々ながらもついて行った。

ツアーガイドのChrisは、パリに14年以上住んでいるイギリス人。集合場所の地下鉄Abesses駅の前で、いきなり"Parisian" と"Monmartrean"の違いを説明し始めた。次になぜモンマルトルに画家が集まったのかを、おもしろおかしく話してくれる。19世紀、いわゆるパリ改造が進む一方、当時まだパリ市の外だったモンマルトルには、市内から追い出された低所得者がバラックを建てて住み着いたらしい。Chrisは、当時のあばら家が続く写真を、バッグから取り出して見せてくれた。

「ここが、ゴッホが2年間過ごしたアパートです。」と紹介しながら、当時はやったハイになる方法を、これまたいろいろな資料をバッグから出して説明してくれる。そうか。ゴッホの最後の方のブラシさばきが波を打っているのは、この影響かもしれない、などと勝手な想像をする。

サクレクレール寺院まで登った頃にはかなりの雨になってしまっていたが、それでも飽きない2時間弱のツアーだった。


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ごめんなさい。Chrisの顔が半分しか入っていない...

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