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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

喫煙者?ならポイ捨てを掃除するための費用を払いなさい

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という趣旨の条例が、来月サンフランシスコ市に提案されるらしい。

ニューヨークタイムスの記事によると、市内の歩道や溝のごみの4分の1はタバコの吸殻。よって清掃コストの4分の1にあたる約$11 Mil.を、タバコ一箱につき33セントの税金を上乗せすることでまかなうことにするという。

全国レベルのタバコへの課税は、今年4月に一箱あたり62セントから1ドル1セントに上がったばかり。この提案が通れば、スモーカーにとってますます負担が増える。これで禁煙率が少しでも減ればかえって好ましいと歓迎するのは、American Lung Association の人。

これも、「受益者負担」であるのは確か。どこの地方団体も財政が厳しく、少しでも税収を確保したがっている。シアトルなんか、真っ先にサンフランシスコの後に続きそう。喫煙者の方々にとっては災難だけど。

私の父は、ヘビースモーカーだった。私が中学校1年生の時、「ちょっと吸ってみろ」と、吸いかけのロングピースを押し付けられた。好奇心一杯の私は、喜んで口にくわえ、思いっきり吸ったが....舌の先がビリビリして、ひどい思いをしたのを、今でも忘れない。あのトラウマのおかげで、高校生になっても、格好つけてタバコを吸いたいなんてこれっぽっちも思わなかった。

お父さん、私に良い躾を施してくれて、ありがとう。

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