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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

70からの手習い...母がパソコンを始めた

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大阪の実家に帰った際、70を少し越えた母が言った。「うち、パソコンがしたいねん。」

早速、藤井寺駅前の上新電機(地元ですから)に、一緒にパソコンを買いに行った。メールとウェブブラウズさえできればいいので、値段の安いネットブックを真っ先に触ってもらう。でも惜しいかな、あの大きさの画面だと、文字が小さすぎて読めないという。

次に物色したのは、ノートブック。GatewayだとWi-Fi内蔵なので、一番お買い得。これに決定。マウスと、スカイプ電話できるようにヘッドセットも買い求める。

旅行の合間をぬって、夜はにわかパソコン教室。マウスよりノートブックのタッチパッドの方が使いやすいという。驚きだけれど、個人の好みだからいいか。英文タイプなんかしたことがないから、もちろんひらがな入力。これは私はヘルプできないから、いちいちキーを読んでおぼえてね。

なんとか、メールを読んだり、返信したりできるようになった。それと、ブックマークしたウェブサイトにはアクセスできるようになった。上出来!私はここでバイバイ。これからは市が開催している無料パソコン教室に通うとのこと。

15年近く前、アメリカ国内ではWindows 95のプロモーションの一環として、「遠くに住む孫とメールで毎日コミュニケーションしましょう」というのがあった。タイプライターに慣れたアメリカ人ならともかく、日本人のお年寄りには無理でしょ、と思っていた。それが今やっと自分の身内で実現したのは、文句なくうれしい。

お母さん、頑張ってや!

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