ジャガイモと口紅から学ぶ不況対策
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昨日紹介したトム・ケリー氏の所属するIDEOのウェブサイトの、
Reframing Recession: Lessons for Potatoというタイトルのコラムに納得したので、ここに紹介。
200年ほど前のヨーロッパ。小麦が大凶作で人々は困窮をきわめていた。人々は食いつなぐために、容易に育つジャガイモに目をつけ、いろいろな料理方法を工夫して行った。大凶作がおさまった頃には、ジャガイモは庶民の食卓に欠かせない食材となっていたというお話。
さて現代でも変わらない。GDPは伸び悩むあるいは縮んでも、人はその基本的ニーズを満たすため、いろいろな工夫をこらす。
「リップスティック効果」というのがあるらしい。家計が厳しい時、女性は服に大層なお金をかけられなくても、せめてお化粧品で着飾りたい気持ちを満たそうとするので、口紅など化粧品の売上が伸びるというもの。確かに、化粧品大手のエステー・ローダーは今年7−9月期でも前年同期比で増収増益を達成していた。
アメリカでもおおっぴらにRecession という言葉が飛び交う今だからこそ、元気が出る変化を見つけたいですね。
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