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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

アメリカで会社を興す 2: ビジネスライセンスの取得

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会社の形態には、以下の4種類がある(パートナーシップは除く)。

Sole Proprietorship
いわゆる個人事業。事業主は無限責任を負う。

C-Corporation
株式会社としてもっとも一般的。OINAの場合は、日本の本社が100%株主のC-Corporationとして設立した。取締役会、株主総会、アニュアルレポートの作成が必要。

S-Corporation
C-Corporationに似ているが、複数のクラスの株を発行できない。

Limited Liability Company (LLC)
メンバーは有限責任。取締役会、株主総会は不要。メンバー一人で設立可能。今回は他人からの出資を仰がず、自己資金で小さく始める。社員も私ただ一人。弁護士とも相談の上、LLCを選んだ。

4つの形態の詳しい比較は、こちらのサイトで。

Sole Proprietorship以外は、州にファイリングする必要がある。必要書類(Certificate of Formation of LLCとOperating Agreement) の作成とファイリング手続きは、弁護士を通して行った。ファイリング料自体は、$175。

申請後数日して、ワシントン州からCertificate of Formationという書類が届く。次のステップは、州のビジネスライセンスを取得すること。この申請はこちらのサイトからオンラインでできるようになっている。「ぼくがやってもいいけど、コストセービングと経験を積むためにも、自分でやれば」という弁護士のアドバイスに従う。手続き費用は$20だった。手続き後10日余りでビジネスライセンスが郵送されてくる。

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