歴史は繰り返す
»
「MSバルマーCEO、Googleの人材乱獲を批判」という記事が目に入ってきた。MSとグーグルとの間では、MSがグーグルに転職したDr. Kai-Fu Leeを守秘義務違反で提訴した件が記憶に新しい。グーグルはMS本社のあるレドモンドと隣接するカークランドにオフィスを設けたが、確か同じ頃、地元の新聞紙シアトル・タイムズの一面を使い、あからさまにMS社員をターゲットとする求人広告を出した。バルマーも心穏やかではないのだろう。
でも、歴史は繰り返すというが。10年前の記事ではマイクロソフトは提訴される側だった。訴えたのはボーランド。記事のトーンは、明らかにマイクロソフト寄りで、”Recruiting is a fact of life in the software industry…”という、当時MSの人事部長だったMike Murray のコメントが載っている。10年後の現在、バルマーの言に同調する人は、残念ながら多くはないのではないだろうか。
SpecialPR