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宅配ロッカー(豊田自動織機製)がその辺に増えている気がする

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首都圏ではほとんどの人がもう目にしたのではないかという宅配ロッカー。

宅配ロッカー、あるいは物流ロッカーや物流ステーションなどともいわれるそうなのですが、これら単語からはピンと来なくても画像を見れば最近コンビニや駅で見かけるアレか、と思い出すんではないでしょうか。

 

pudo_station

 

PUDOと書かれた筐体が多いかと思いますが、こちらはpick up and drop offの略とのことで受取(pick up)だけでなく発送(drop off)も想定されてるようなネーミングとなっています。世界でこのビジネスを手がけているネオポスト社の日本法人と、クロネコヤマトの合弁会社がパックシティジャパンという会社が運営元でした。

さてこの筐体ですが、誰もが知っているかどうかは怪しい、いや、愛知県民でないと知名度が高いとも限らない、けれどもその子会社は世界で10億人以上は知っているであろうあの会社が作っていたのですね。上の画像はロゴ無しバージョンなのですが、セブンイレブンに設置された筐体ではメーカーのロゴありバージョンを見ることができます。

 

IMG_3103

 

はい。豊田自動織機です。トヨタ自動車の筆頭株主となっているトヨタグループの本体的な会社ですね。

関係者に聞いたところではかねてより社内カンパニーとしてトヨタL&Fが知られているとおりにフォークリフトなどの物流面に強みがあり、自動倉庫などの技術を持っていたところからこちらの業界に参入したとのことです。

あまりソースが無いので本当かどうか不安になるほどだったのですが、こちらの「豊田自動織機技報No.68」にはシステム構成まで載っていました。ヤマト運輸やPUDOが担う中央的な部分と、末端のロッカー系とがある程度独立した形となっているんですね。また、末端のNWは携帯電話網を使っているようです。結構IoT的な奴だったのですね。

 

豊田自動織機技報

(技報No.68のPDFの該当ページのみへのリンク ※ここにもいらすと屋さん登場)
https://www.toyota-shokki.co.jp/innovation/items/torend2_1.pdf

 

toyota_pudo_gihou

 

近代の商売は物流と金流と商流とを分離することで高度化してきている面があると思います。このうちの商流についてはEC勢としてAmazonやアリババや国内でもZOZO、メルカリ等がどんどん頑張っているところですし、金流についてもすでに現行の電子マネーでやれることはやってきたところがあります。ここに仮想通貨によるオープンループ型の決済も始まりそうですし、もう少ししたら始まる改正銀行法などにより決済の利便性はどんどん高まっていくことかと思います。足元では東京2020大会を見据えてEMV対応やカード情報非保持化をどうするかというのもありますが。

その上で物流については特定事業者の努力に依存してきていたところが大きかったかと思いますが、Amazonのヤマト脱却&デリバリープロバイダー化やヨドバシエクスプレスによるここに来て1PLかよという流れもあり、満を持してのNWに直結された宅配ロッカーというビジネスモデルは単に物流事業者の現場負担感の軽減だけではなく、P2PでもB2Cでも静脈(C2B)でもなんだかとてもおもしろいことがやれそうです。宅配ロッカーを使ったハッカソンなどあったら参加してみたいものです。

最後となりますが、なぜセブンイレブンだけ特別仕様なのでしょう。私も知りませんが、推測するとオムニセブンを持っているのでパックシティジャパンと何らか特別な感じの取り決めがあるのかもしれません。となると

Google、「YouTube」を「Amazon Fire TV」から2018年1月1日に引き上げへ

みたいにAmazonや楽天市場の商品はセブンイレブンのロッカーでは受け取らせねーぞなんていうexclusiveなことが……なんていうのは心配し過ぎですかね。

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