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コンバット・ロック(中編)

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「Know your rights(権利主張)」から始まる音質若干悪めの曲の数々。洋楽版のせいだけでなく、源音から荒っぽい感じだったのだが、趣向をこらした楽曲の数々に、パンクロックに対して持っていたネガティブな感情は無くなり、一度聞いてファンになってしまった。
後に雑誌の解説を読んだが、米国ではソフィスティケート(洗練)された音楽と評され、初期クラッシュファンにとっては正当なパンクロックからすると賛否両論あったようだ。
すっかりクラッシュのファンになってしまった僕は、その後、いまでも代表作として語り継がれる「ロンドンコーリング」、賛否両論というか、否定的な意見が大半?の3枚組超大作「サンディニスタ」を次々と買い漁り、じっくりと聞き込んだ。

作品を遡っていくと、彼らの音楽性が時代とともに変化し続けていることがよくわかった。1977年発表のファーストアルバムで、セックスピストルズとともにパンクロックの代表格としてのポジションを確立していただけに、アルバム発表の度に賛否両論あっただろうが、積極的に変わり続ける自らの姿勢を貫き通したところが、時代を越えて多くのファンの心をつかんでいると感じた。

変化し続ける姿勢とそれをベースにした楽曲群の提供という点は変わらないのだが、腑に落ちない点がある。

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最も成功したパンクバンドの一つであり、また、時代を象徴するロックバンドでもある。1stアルバムは音楽的にパンク色の強いものであったが、徐々にレゲエやダブ、ロカビリー、ジャズ、スカといった様々な音楽の要素を取り入れ、3rd『ロンドン・コーリング』を代表とするいわゆる普通のパンクサウンドとはかけ離れた、幅広い音楽性を持った傑作を生み出した。

ザ・クラッシュ. (2010, 6月 6). Wikipedia, . Retrieved 14:14, 6月 10, 2010 from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5&oldid=32461277.

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