オルタナティブ・ブログ > 和気竜也の温故知新 ~ソーシャルメディアの先にあるもの~ >

ソーシャルメディアの先にくる変化を、過去と現在を行きつ戻りつ紐解いていきます。

本ブログについて

»

インターネットの普及・進化によって、人々の行動に影響を与えるメディアは、マスからソーシャルへと遷移してきました。

確かに、機能面での効率性・合理性・納得度を追求していくとCGM的なものの方が歩が良さそうです。しかし、音楽・芸術・小説といった感性の部分については、集合体の中での最適解が自分とフィットするかというとそうとも言い切れません。

技術進化の方向性として、近年アマゾンに代表される協調フィルタリングや、行動履歴をベースにしたレコメンドエンジンの研究・開発が進んでいますが、「気持ち」の部分でのフィット感については、まだまだ発展途上の段階で、むしろ本質的な部分は覆い隠され、潜在化してしまっている感があります。

折しも先日ITロードマップ2015年が発表され、ソーシャルメディアの重要性が指摘されていましたが、テクニックとしてのマーケティング利用は理解できるものの「なぜ人はモノを買うのか?」という根源的な部分の解明には至っていないと思います。

そこで、私は最も影響を受ける身近な他人とのやりとりに着目しました。

本ブログでは、1980年代を中心に、インターネットが普及する以前の私的なやりとりを振り返り、現在の環境と照らし合わせることで今後の進化の方向性を探っていきたいと思います。

よろしくお願いします。

Comment(4)