プロジェクトでいろいろな人とお仕事をしていて、一番感じることは「xx業務の経験はあります」という触れ込みで参画する人の、知識・スキル・経験の無さです。私もいろいろなことに関して、そんなに経験豊富なわけではありませんが、明らかに「経験していないでしょう」と思う人が”経験者”としてやってきます。
何度も同じことが重なった結果行き着いたひとつの結論は、”経験有り”の定義が異なるということです。経験有りは、以下の定義のいずれかだと想定して、人材のレジュメを確認していました。
- ある業務(仕事)を自ら実施したことがある
- ある業務の責任者として、他人(または他社の業務)をすべて把握して管理したことがある
- 構築・実施はしていないが、特定業務の設計文書やマニュアルの作成を自らしたことがある
しかし、実際には下請けベンダにすべての作業をさせており、ベンダの報告を聞き、とおりいっぺんのドキュメントレビューを行っただけ、というパターンが非常に多いです。その結果、業務の内容を理解していないだけでなく、基本的な知識、さらにはリスクや問題点の把握ができないことが多く発生します。
業務の”経験あり”とアピールするのであれば、自ら実施はしないまでも業務の知識・ノウハウは吸収しているべきだと思います。そうでない限り、これからの業務でも、基本は実行するベンダの言いなり、そしてリスクも課題も管理できない状況が続くはずです。
”経験あり”はベンダにやらせた経験ではなく、ベンダを管理するに十分な実務経験を持っていることです。安易にレジュメを信じず、その人材が実際に行った仕事の内容を確認することが唯一の防衛策だと感じます。
特に大手企業と仕事をするときは気をつけましょう。中小企業では経歴詐称に近い状態で、「xxxをやっていました」、「xxxは経験あります」ということが平気で書かれていますが、実際には「ベンダがやっているプロジェクトに参画していただけ」という人が、結構な確率で表舞台に投入されます(すべての大手ベンダでは無いです、念のために)。
Special
- PR -| ゆきち | 2006/09/26 06:16 |
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それはもう、下請けが生き延びる一種の必要悪でして。肯定するつもりは無いですが、業界全体の元請け->下請け(そのさらに下)という構図をどこかで突破しない限り、常に出てくる問題です。下請けからすると、とにかく飲み込むように「はい」と首を縦に振らないと、仕事を切られる恐怖もあるわけで。どうしたらいいんですかね。 | |
| yoshikawa | 2006/09/26 08:42 |
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以前私も「出来ないことは出来ないといってくれ!」というエントリーでも書いたのですが、IT業界には経歴に留まらず嘘をつくベンダーさんがまだまだ非常に多いですね。 | |
| つるた | 2006/09/26 09:13 |
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>ゆきちさん >Yoshikawaさん | |
| みちい | 2006/09/26 12:01 |
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私の経験では、派遣の場合、仕事を取ることが優先で、経験なくとも経験あり、また学歴詐称も非常に多いです。英語を使った仕事の経験がなくとも留学すら経験がないのに、インターンシップ1年と記述される始末。 | |
| ゆきち | 2006/09/26 17:11 |
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あ、なるほど、失礼しました。元請の立場に立ったことがないので(苦笑)、そういう苦労が読み取れないのですが、まあ、業界構造というか、苦労の中身を替えていかないと、どこも難しいですね。 | |
| ふる | 2006/09/27 01:17 |
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なるほど。興味深く読みました。 | |
| ばんちょ~ | 2006/09/27 01:43 |
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私の経験(採用)では、エンジニア“個人”は、背伸びした発言をする人は少なかったです。 | |
| つるた | 2006/09/27 12:17 |
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>ばんちょ~さん >ふるさん >みちいさん、ゆきちさん 個人的には、まったくのクローズ・サイトで、お客様の評価による人物照会の仕組みを作ろうかとも思っています。いろいろ反対されていますが、やってみたい試みでもあります。ご興味のあるかた、一緒にアイデア練ってみませんか?営利目的にはならないと思いますが。 | |
| biz | 2006/09/27 18:18 |
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例えば、八百屋で野菜を選ぶのと比べてみてはどうでしょう? | |
| つるた | 2006/09/28 04:39 |
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「八百屋の親父さんに、いい野菜を優先的にもらうためには、八百屋さんの常連・上顧客にならないとダメ」と考えると、いいたとえですね。魚屋さんだと、「死んだサバの目をした人を派遣されてしまう」といったところでしょうか。 | |

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