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第一印象で記憶に残り続ける人と、そうでない人の考察

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つい先日、ゴールデンウィークで時間があったので、facebookの友達を整理してみました。

私は2008年からFacebookをやっているので、当時は海外の友達と交流するためのツールでしかありませんでした。それがわずか4年で、日本でここまでの広がりを見せるとは…分からないものですね。4年もFacebookをやっていると、残念ながら友達の中にどうしても顔と名前が一致しない人が出てくるんですよね。今はFacebookも機能が充実しているので"see friendship"というボタン(日本語だと"友達とのやり取り"だったかな?)を押せばいつ・どんなイベントで出会ったか・どんなやりとり(いいね!やコメントなど)を見ることができるので思い出しやすくはなっていますが、2年間一切交流がなく顔も思い出せない人を今回はfacebookの友達から外させてもらいました。(もし外された方がこの記事を見てましたら、メッセージしてください。また友達になりましょう笑)

そして約70人ほどの友達を整理した後に、こんな記事を見つけました。
名刺って学生も持つべき?作成時 注意すべきポイントとは?
from Naverまとめ

この記事を見て、facebookで顔と名前が一致しない70人の人を思い出しました。つまり、この記事では名刺は連絡先を交換する便利な道具として考えられていて、そこは私も異論はありません。しかし、そこで思考が止まってしまっていては意味がないなと思いこの記事を書いています。そもそも名刺って、もらった後に存在を忘れられてしまっては意味がないんですよ。つまり、最初に会った時に印象が薄い人の名刺は、後々名刺だけ残っていても全く思い出せなくて、結局は名刺の墓場行きになるわけです。



第一印象でしっかり覚えている人、全く覚えてない人がいる
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私は人の名前を覚えるのがかなり苦手な人間なので(というか、印象に残らない人は覚える気がないだけなのかもしれません笑)、1回会っただけだと「ごめん、誰さんでしたっけ?」となることもしばしば。でも、中には最初に会った時に「うわ、何だこの人面白いなー!」って感じる人も一定数いるんですよ。そういう人って記憶に残っていてfacebookでもその時の話題で盛り上がって継続的に交流して飲みに行ったり、一緒に仕事したりしてます。この差って何なんでしょうね?不思議なことに、似たようなことを話していても記憶に残る人と残らない人が必ずいます。




相手に覚えてもらう工夫が人脈構築を左右する
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イベントでプレゼンや講演をした後に特に実感するのですが、まるで名刺を渡すためだけ、もしくはfacebookで友達になるためだけに声をかけてくる人がかなりいるということ。それも社会人・学生問わずです。しかもそういう人に限って、それでつながったと勘違いして一切連絡してこなかったりします。一体、何のためのfacebookや名刺なんでしょう?

Facebookも名刺も共通しているのは、これらはあくまで"これからも継続して交流したい人"と連絡を取りやすくするツールに過ぎないのであって、それを目的としてしまっている人がかなりの数いますし、これでは本末転倒です。facebookで知らない人に友達申請しまくる人にも共通して同じことが言えるんじゃないでしょうか(私はこのように印象に残らない人はfacebook上で友達である必要はないと思っているので、会ったことのある方orメッセージを頂いた方のみ友達申請を受けるようにしています)

そもそも、最初に会った時に相手に覚えてもらえるような交流がないと、その人と2回目、3回目の交流はほぼ絶望的でしょう。私も1回会っただけの人から色々なお願いをされたりすることもありますが、「なんでコイツのためにここまでしなきゃいけないんだ。俺だってヒマじゃない」と思ってしまいます。でも、もし最初に会った時に「こいつと何かやったら面白そうだな」なんて思ってたら、喜んで協力したでしょうしね。

最初に会って話した時間で、どれだけ相手に自分のことを覚えておいてもらえるか。これが上手い人は、就職活動・転職、また友達付き合い、ひいては合コンなどでも上手くやっていける確立が上がるでしょうね。


自分を印象付けるための4つのtips
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1.外見を気にする
第一印象が後の印象の大半を占めると言われているように、第一印象はとても重要です。例えば、ものすごく可愛い女性がいる合コンに参加する時に、スウェット上下で参加する人はたぶんいないでしょう。私は最初に誰かと1対1で会ったりする時は決まっている服を着るようにしています。相手にどういう印象を持ってもらいたいか、そこから逆算してフォーマルなのかカジュアルなのか、そこから相手に好かれるにはどういう服装がいいのか、ということを気にしています。


2.印象に残る自己紹介を考えておく
自己紹介をする時に気をつけたいことは
・簡潔に自分の情報を話す
・呼んでほしい呼び方を指定する
・話し方にメリハリをつける
・表情をつける
・印象に残るような小話を加える
・笑顔で話す

私の場合、自己紹介をする時にはその時々で自分の中の小ネタを言うようにしています。例えば、私の大学のICUは3学期制で6月卒業なので、「ICUの4と1/3年生です!!」って自己紹介するとけっこうな確率で笑いが取れます。「何それ!?」って顔をしてもらったらこちらのもの。とりあえず相手に興味を持ってもらうことには成功していると思います。まぁ時々はスベったりもしますが…

最近で1番記憶に残っている自己紹介をしたのは、「ちょうど今朝、彼女と別れました!!」って自己紹介した男友達でした。もうその場で全員大爆笑でしたし、私も今でもこのブログ記事を書きながら「あいつ面白かったな」と思い出し笑いをしています笑

3.相手の話をちゃんと聞く
これは意外かもしれませんが、相手の話をちゃんと聞いて相槌打つことはすごく重要だと思っています。誰だって、自分の話を聞いてくれて覚えていてくれたら嬉しいですよね。すると自然に、たいていの人は次は自分の話も聞いてくれるものです。これをしっかりすると、次回以降に会った時に格段に話が盛り上がる確率が上がります。2回目以降のことを考えた時のためにも、相手のヒアリングはしっかりしておきましょう。

4.自分のプレゼンスにエッジをきかせる
これはつまり”相手が自分を思い出した時に、どういう人だったと思ってほしいか?"を考えることです。例えば、もし自分のことを「英語ができる帰国子女」と覚えておいてほしいのならば、それを相手にちゃんと伝えなければもったいないです。いわゆるブランディングというものに近いでしょう。「この人は◯◯の人だ!」と印象に残っていれば、何か仕事をする時声をかけてもらえるかもしれません。私も英語学習や教育に興味があるとTwitterの自己紹介やブログで発信していたお陰でもらえた仕事が沢山ありました。


終わりに
今回facebookの友達整理をきっかけに前々から思っていた1回だけ会っただけで覚えている人、忘れられる人について書きました。内容的には経験則による記事なので、もしかしたら偏りがあったり足りない部分があると思います。

そこで、友人である吉田氏と菊田氏が今回のテーマに関連した人脈についての良記事を書いていたので、良い機会なのでぜひ読んでみてください。もしかしたら、あなたの人とのつながりの認識が大きく変わるきっかけになるかもしれませんよ。


・吉田氏のブログ記事
人間関係に関する大きな誤解を「5-15-50-150-500の法則」で説く
・菊田氏のブログ記事
人脈は知り合いを多く増やすことではない


----------Profile----------

名前:佐々木 真
所属:国際基督教大学4年(6月卒業予定)
   株式会社ベストティーチャー コミュニティ・マネージャー
   ループス・コミュニケーションズ 学生インターン
Bio: ITの力で日本の教育を変えることが夢。オルタナティブブログ初の学生オルタナブロガーとしてIT×教育の情報をメインに発信中。他にも独学でTOEIC920点を獲得した経験を元に書いている英語学習ブログEnglish Hackerと、Tech系キュレーション記事がメインのブログTechGeekを運営中。

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