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ループス斉藤さんの記事でmixi急減という誤解が広まったけど、結果オーライでは?

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結局、人間関心を払う限界があって、単純化した情報しか伝わりエないのだなと今回の、「mixi急減」騒動で最確認しました。私の以前のエントリー 「mixi の利用者数が激減」という誤解を産んだ、グラフの罪とミクシィの斜め上の抗議 について斉藤さんから、「誤解を生む記事」と紹介されてしまいましたが、
http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/11/mixi-5a8b.html

mixi利用者数記事のグラフについて:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ via kwout

実際のところ、誤解はいたるところで起こっています。

斉藤さんの会社、ループスのスペルでoが3つあるなんていう認識は実はしてなくて、何度も見ているのに、o2個だと私は思ってました。それに対する指摘記事では斉藤さんの「斉」の字が違っていたりとか、その前に、ミクシィ社の抗議のプレスリリースではネットレイティングス社の社名が間違っているとか。
つまり、物事が正確に伝わるほうが稀なのです。情報が伝達される時は単純化されて、その過程で間違って伝わることも多々あります。

そういう認識に立つと、ネットレイティングス社のプロ向けのレポートの「mixi急減」としか読めないグラフをトレースして、一般向けに拡散させた斉藤さんは、やっぱり、多くの誤解を広めた張本人であり、ソーシャル時代のコミュニケーションを説かれている以上、ソースのグラフを正確に書きました という説明は 屁理屈だと思います。

ともあれ、斉藤さんが指摘された「誤解」というのは、デマの震源がどこか という話で、「mixi急減」という より大きな誤解を生んだのは 斉藤さんの元エントリー   

mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査。mixiの集計方法に変更があり、推定利用者数が大幅減

にあるのは疑いようが無いでしょう。該当記事のFacebookコメントを見ても、多くの方が誤解されているのが見て取れます。

それだけグラフは、強い印象を与え、多少の言葉で補ってもそれを超える「イメージ」で「印象」を読み手に受け付けます。そのグラフを作ったの元がネットレイティングス社であっても、一般の数字読解に慣れてない人に広めたことで、デマを生んだという事実は今後の教訓になればと思います。

そんな、誤解が減るための取り組みとして、ネットレイティングス社が用語を改め

「利用者数」と呼んできた指標(ユニークユーザー数)について、SNSの会員数と一部で誤解されることもあるなどとして、今後は「訪問者数」に変更

としたのは、非常によい取り組みと高く評価します。過去の継続性から用語は軽々に変えるべきではなく、また専門家が読む文には正しく伝わるので問題がすくなかったのですが、ループス斉藤さんのようにプロ向けの資料をそのままスルーで世に出す方が増える中、用語は時代の要請にあわせて変えていくのが望ましいことでしょう。

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