坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS)

坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング

デマンドジェネレーション&パイプライン志向で、「測れて、報われる」BtoBマーケティングのために

読売OnlineでFOMA契約数、初の純減…通信トラブル響く? という記事が出て波紋を呼んでいます。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120208-OYT1T00148.htm?from=rss&ref=rssad

FOMA契約数、初の純減…通信トラブル響く? : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) via kwout

通信機能付き携帯型ゲーム機「プレイステーション ヴィータ」を発売した効果の反動  とか解説はありますが、読み手の印象を一番左右する見出しに、「通信トラブル響く?」と入れてしまうあたり、読売新聞の分析は浅はかと実感します。

実際のデータをグラフ化してみました。
Snap1502
情報源としたのはNTTドコモの発表データです。
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/finance/subscriber/
赤い線のFOMAがいきなり大幅な純減で確かに注目ポイントです。ただ、12月のPlay Station Vitaによる一時的な伸びで見えにくくなっていますが、全体としてはXiへの切り替わりでFOMAが減ったと見るべきでしょう。
合計の数字に対する、累乗の近似曲線を追加しましたが、大筋伸びているとはいえるかと思います。

また、PSVITAで一気に伸びた通信モジュールやプリペイドの契約もあります。

いずれにしろPSVITAという波乱が大きくて何があったのか数字だけではわかりにくいのですが、「通信トラブル響く?」とかいう見出しはちょっと見識を疑われるところでしょう。

さかもと

ついに買いました。念願だったクルマです。」という人の目を引く書き出しと写真付きの投稿を最近良く見ます。
『乗りそう予報 』 という診断ツールのようで

あれ?購入していないのですね。

びっっっっっくりしああああああ

とかとかの反応コメントがついています。

Twitterでも診断アプリは前からあったのですが、Facebook では写真が貼れると表現力が上がったことと、個人的ないいこととかを書くメディアということで、より紛らわしくなっています。

この会社戦術とか名言とかおみくじとか書く本人は面白いと思いそうだけど、似て非なる画像が連続して見せられるとうんざりする ような 「予報」を多発しているようです。
こういう 診断アプリをやるのは 「恥ずかしいこと」という社会認識の普及を願っています。
www.facebook.com/hitconsulting?sk=app_243228832424420
Snap1496

20:56追記

磯島さんのエントリーで紹介されているように、ある診断アプリについては今後出さないようにする方法があります。

Snap1497

今後はある会社の診断ツールまとめて非表示とかいう実装も早くされることを願っています。

さかもと

スマートフォンのトラフィック問題においては、動画などコンテンツのデータ量そのものの急増だけでなく、シグナリング(制御信号)の大量発生も大きな課題となっている。「iPhoneの場合、タッチした瞬間に29のシグナリングが飛ぶ。iモードなどの国内端末はシグナリングを減らす努力をしてきたが、iPhoneなどの“外来種”はそうではない」

そう、ノキアシーメンスの小津氏は、ここで語られています。

以前、ドコモ障害の原因は必要なパケット交換処理量(スループット)の見積もりミス というエントリーを書いたのですが、誤解していました。問題は、VoIPとかでのパケット消費が増えたのではなく、シグナリング(端末と基地局との制御的信号のやり取り)の通信量が増えて処理能力た足りなくなったためでした。

iPhoneが国内端末よりはるかに多くのシグナリングをするようですが、Androidはさらにその2倍シグナリングをするという報告 がApple iPhone 50% More Bandwidth Efficient than Android?で紹介されています。Android OS自体がより多くシグナリングするするということに加え、マルチタスクの裏で色々なアプリがシグナリングしていることも要因のようです。

「ドコモはiPhoneも無いのに最近不安定」とかの批判の声を聞きますが、実際はiPhoneが無いからこそのようです。そしてWindows Phoneは平均データ通信量が低いというデータもあり今後のスマートフォンの動向にも影響を与えそうです。

さかもと

Facebookの一部で「血液型別勉強に対する姿勢の違い。
Bーーーーーーーーーーーーーーー!」という写真が話題なのですが、こういう血液型差別意識が日本では根強いのだと改めて実感します。
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=2345507812025&set=a.1653010460024.71694.1679928952&type=1&theater
Snap1474
酒の席とかでうんざりはまだしも、シラフの状態で多くの人が血液型の偏見に いいね!を押して自覚していない。
これを問題と自覚することからはじめねばと強く思います。

そしてまた、いいね! でつながるFacebook という社会的ネットワークは、日本に限らず同調圧力が強くて、反論・異論はしにくい場だと改めて感じました。

野暮を承知で何度か突っ込んだことがありますけど、あまりそういう議論に向いた場ではないのであえて外部ブログで書いた次第です。

いいね!を押した方、もうちょっと考えた方がいいいと思います。

さかもと

1/30 追記:補足訂正エントリーを iPhoneより2倍シグナリング帯域を潰すAndroidがドコモを落とした模様2012/01/28 で書きましたのでこちらもご覧ください。

大きな影響をあたえた1/25のドコモの通信障害。最初JR山手線の事故が原因とか言われていましたが、実際は、切り替えた設備の処理能力不足にあったことがわかりました。

以下は発表資料からの引用です。
http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/info/news_release/2012/01/26_00.pdf

Snap1469

新設備は、同時接続数の面では増強ですが、1時間あたりの信号量(スループット)では、既存より減ることになりました。ただ、必要とされるスループットの想定が正しければ問題ないのですが、想定の1,200万/時間を超える1,650万/時間の トラフィックがあったため処理能力不足で障害に繋がったようです。

現状のトラフィックが把握できていなかったことについて、門外漢としては非常に疑問を感じるのですが、いずれにしろ、より分かりやすい同時接続数能力に焦点をあててスループットへのケアが欠けていたことは確かなようです。

「パケット放題」というiモード時代の常識を早く捨て、従量課金的なしくみへ移るべき
現状のパケット放題という料金体系はiモード時代の遺物であり早く従量課金的な仕組みに移るべきだと思います。
iモードでは、使うパケットのデータ量自体がスマートフォンと比べて非常に少ないため、使い放題になっても必要とされるスループットは桁違いに少ないものでした。一方スマートフォンでは発表資料にもあるように様々なアプリが通信を行い得るため、従量課金的な抑制の仕組みが無い限り青天井にトラフィックが増えることが考えられます。

安定で信頼されたドコモブランドが、スマートフォン時代への変化で前提条件が一気に変わり不安定になっていることが露呈しました。ここで従来の常識が通じないという認識にたってサービスを新しく作りなおすようなつもりでの取り組まれることを期待します。

13:11 追記
産経経由の報道で、どうもこれは人気アプリLINEが主要因と疑われていることが分かりました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/26/news042.html

また「制御信号」の増大につながったスマホのアプリについては、パケット通信を使って“無料通話”ができる「VoIP」やチャットなどの「コミュニケーションアプリ」としたが、具体的なアプリ名については「特定に至るものではない」と明らかにせず「(携帯電話の)各キャリア共通の問題であり、情報交換を進めたい」などとした。

もちろん、Skypeとかもありますが、普及度からいうとLINEがパケットをだいぶ使ったことが推定されます。
「パケット放題」という料金体系が時代に合わなくなっているとますます言えそうです。

さかもと

中さんのエントリー、「「Think Padの生産拠点を中国→日本へ移転」:中国のコスト優位性が失われつつある」が話題ですが、中国のコスト優位性が失われつつある、 というのは釣りでしょう。

http://blogs.itmedia.co.jp/infra/2011/12/think-pad-8591.html?ref=rssall

「Think Padの生産拠点を中国→日本へ移転」:中国のコスト優位性が失われつつある:情報インフラ24時 眠らないシステム:ITmedia オルタナティブ・ブログ via kwout

実際のところ、記事の引用にもあるように、
 ドュイル副社長は「消費者に近いところで生産することは重要」と述べ
と、組み立てを消費地の近くに置くメリットが重要ということとレノボNECホールディングスとして既存の拠点米沢事業所を生かしたいということでしょう。

ThinkPadは元々日本IBM大和事業所で設計企画されてきて、高い品質と、日本のニーズに応えてきたことで信頼を勝ち取ってきたブランドです。そのThinkPad品質神話がレノボになってゆらいだところがあり、また、消費地に近い所で組み立てることで、納期短縮、品質向上のメリットが大きいと判断されたのでしょう。

そもそも、CPUなどの主要部品はグローバルのあちこちで作られてそれを組み立てるのがノートパソコンの製造です。ただ、組み立てノウハウや新製品での実装などで 高コストだろうと、日本向には日本で組み立てるメリットがあるということは、考えられます。ただちに、中国のコスト優位性が失われているという話にはならないと思います。

さかもと

「ベラルーシの基準だと、3歳までの乳幼児食品は放射性セシウムについて1㎏あたり37ベクレル。30Bq/kgの粉ミルクはぎりぎりセーフじゃん。」などとNHKのブログを元にした意見を聞きます。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/450/91326.html

a110804_00.jpg

しかし、これは時間的にどうなってきたかともっと細かい基準があるのをテレビ向けにデフォルメされた一面的情報です。また、このフリップはどうも致命的な間違いがあるようです。(後述)

実は、事故が起きた最初の年のベラルーシの粉ミルクの放射性セシウム基準は37Bq/kgとはかけ離れた、18500Bq/kgでした。

食品名 TAL-86 TAL-88 TAL-91 RCL-90

日本

ニホン

2011

基準

日本

回収

された

最大値

粉ミルク 18,500 1,850 1,850 740 500 32

ウクライナ、ベラルーシ、ソ連に北欧などチェルノブイリの事故は広範囲に非常に深刻な被害を及ぼしたため、その事故後の放射性物質基準は非常に高い値が設定され、それでもなお基準超えの食品が地産地消で飲食されたと研究されています。このため粉ミルクの基準でも日本は3桁低い基準を初年度から設定でき、実際今回問題になった粉ミルクはさらに低いものです。どれくらい差があるのかグラフにしてみました。

Milkchart

粉ミルクだから安全な基準に、という一方で、流通が未整備のなかで一番悪いことは欠品して乳児の栄養・健康状態が直接的に悪くなることです。詳しい事情はわかりませんが苦渋の決断だったのかもしれません。このグラフの元になった数字は、今人気の小出助教の同僚である、京都大学原子炉実験所 今中哲二助教がまとめられたものを使用しています。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Mtk95-J.html

食品,飲料水,空気中の放射能レベルに関する規制

旧ソ連時代,緊急措置として設定された被曝限度(事故の1年目10レム,1987年5レム,1988年3レム,1989年3レム,1990年0.5レム:うち外部被曝と内部被曝が50%ずつ)に基づいてソ連保健省は,1986年,1988年,1991年に食品と飲料水中のセシウム137に関する暫定許容濃度(TAL)を設定した.TAL-88は,その年にソ連保健省が採用した生涯35レムのいわゆる“安全生活概念”に基づくものであった.

1990年ベラルーシでは,法律「チェルノブイリ原発事故被災者に対する社会的保護について」が立案され,ベラルーシ政府は,1990年8月1日から食品と飲料水の許容濃度に関する共和国管理レベル(RCL-90)を施行した.RCL-90は,1992年6月まで約2年間実施された.RCL-90の基本は,そのレベルの食品を日常的に摂取し続けても,もっとも被曝が大きいグループでも年間の内部被曝量が0.17レムを越えない,という考え方である.RCL-90ではストロンチウム90に関する規制が初めて盛り込まれた.一方,ソ連保健省は1991年の始め,セシウム137とストロンチウム90に関するTAL-91を設定した.TAL-86,TAL-88,TAL-91およびRCL-90の値を表1にまとめた.

表1 食品中のセシウム137とストロンチウム90に関する暫定許容濃度(TAL)と共和国管理レベル(RCL)

食品名 TAL-86 TAL-88 TAL-91 RCL-90
  Bq/kg,l Bq/kg.l Bq/kg,l Bq/kg,l
セシウム137        
飲料水 370 18.5 18.5 18.5
ミルク 370 370 370 185
酪農製品,生クリーム,凝乳 3700 370 370 185
粉ミルク 18500 1850 1850 740
バター,コンデンスミルク 7400 1100 1100 370
豚肉,羊肉,鶏肉,魚,卵とそれらの製品 3700 1850 740 592
牛肉と牛肉製品 3700 2960 740 592
植物油,動物脂肪,マーガリン 7400 370 185 185
ジャガイモ 3700 740 600 592
野菜,果物,イチゴ 3700 740 600 185
パンとパン製品,穀類,カラス麦,小麦粉,砂糖 - 370 370 370
(果物,野菜,ジュース,ハチ蜜)缶詰 - 740 600 185
幼児食品 - 1850 185 37
生のイチゴ - - 1480 185
生のキノコ - - 1480 370
乾燥した,果物,キノコ,イチゴ - 11100 7400 3700
薬草,お茶 - - 7400 1850
他の食品,および添加物 - - - 592
ストロンチウム90        
飲料水 - - 3.7 0.37
ミルクとミルク製品 - - 37 3.7
粉ミルク - - 185 18.5
コンデンスミルク - - 111 3.7
凝乳,バター - - - 3.7
肉,魚,卵,植物油,動物脂肪,マーガリン - - - 18.5
ジャガイモ - - 37 -
(調理済みの)幼児用食品 - - 3.7 1.85
パンとパン製品,穀類,カラス麦,小麦粉,砂糖 - - 37 3.7

現在ベラルーシにおいては,1992年10月21日ベラルーシ国家衛生総監が承認した共和国許容レベル(RAL-92)が,食品と飲料水中のセシウム137とストロンチウム90の規制のために用いられている(表2).RAL-92の値は,そのレベルの放射能の取り込みにともなう内部被曝が年間1ミリシーベルトを越えないように設定されている.

1 Sv = 100 remなので、10レムは100m Sv 、えらく高いようではあるけど、疫学的にこれ以下では発がんリスク上昇が検出されないレベルであり、実際はこれよりはるかに高い外部被曝、内部被曝があったとされています。

そういう大変な状況で実効的に被曝を下げる、避けるためにできた、細かい基準は乾物なら食べる状態で害が無いように設計されています。そして、このベラルーシの知見からすると、日本の状況は心配にはあまり及ばないことがわかるかと思います。

NHKのフリップへの疑問

さて、NHKのフリップの問題ですが、乳幼児食品の例として哺乳瓶に入ったミルクが描かれています。これを元に、粉ミルクの基準が37Bq/kgだと思われている方は大勢いらっしゃると思います。しかし、実は粉ミルクの基準は別途あって、少なくとも90年頃の基準では20倍高い、740Bq/kgが本当の数字でした。

ベラルーシ基準は乾物やお茶の基準が高いように粉ミルクのような希釈して飲食するものについては高い基準を許容しています。逆に言うと製造過程で濃縮されるため高い数字になりやすいからでもあります。

テレビ放送というある程度情報を整理し単純化しないと伝わらない媒体の制約はわかりますが、これだけ製品回収や不安視する方が増えている以上、事実を最検証し、正しいベラルーシの粉ミルクの基準は何なのか、報告するべきではないでしょうか?

さかもと

結局、人間関心を払う限界があって、単純化した情報しか伝わりエないのだなと今回の、「mixi急減」騒動で最確認しました。私の以前のエントリー 「mixi の利用者数が激減」という誤解を産んだ、グラフの罪とミクシィの斜め上の抗議 について斉藤さんから、「誤解を生む記事」と紹介されてしまいましたが、
http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/11/mixi-5a8b.html

mixi利用者数記事のグラフについて:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ via kwout

実際のところ、誤解はいたるところで起こっています。

斉藤さんの会社、ループスのスペルでoが3つあるなんていう認識は実はしてなくて、何度も見ているのに、o2個だと私は思ってました。それに対する指摘記事では斉藤さんの「斉」の字が違っていたりとか、その前に、ミクシィ社の抗議のプレスリリースではネットレイティングス社の社名が間違っているとか。
つまり、物事が正確に伝わるほうが稀なのです。情報が伝達される時は単純化されて、その過程で間違って伝わることも多々あります。

そういう認識に立つと、ネットレイティングス社のプロ向けのレポートの「mixi急減」としか読めないグラフをトレースして、一般向けに拡散させた斉藤さんは、やっぱり、多くの誤解を広めた張本人であり、ソーシャル時代のコミュニケーションを説かれている以上、ソースのグラフを正確に書きました という説明は 屁理屈だと思います。

ともあれ、斉藤さんが指摘された「誤解」というのは、デマの震源がどこか という話で、「mixi急減」という より大きな誤解を生んだのは 斉藤さんの元エントリー   

mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査。mixiの集計方法に変更があり、推定利用者数が大幅減

にあるのは疑いようが無いでしょう。該当記事のFacebookコメントを見ても、多くの方が誤解されているのが見て取れます。

それだけグラフは、強い印象を与え、多少の言葉で補ってもそれを超える「イメージ」で「印象」を読み手に受け付けます。そのグラフを作ったの元がネットレイティングス社であっても、一般の数字読解に慣れてない人に広めたことで、デマを生んだという事実は今後の教訓になればと思います。

そんな、誤解が減るための取り組みとして、ネットレイティングス社が用語を改め

「利用者数」と呼んできた指標(ユニークユーザー数)について、SNSの会員数と一部で誤解されることもあるなどとして、今後は「訪問者数」に変更

としたのは、非常によい取り組みと高く評価します。過去の継続性から用語は軽々に変えるべきではなく、また専門家が読む文には正しく伝わるので問題がすくなかったのですが、ループス斉藤さんのようにプロ向けの資料をそのままスルーで世に出す方が増える中、用語は時代の要請にあわせて変えていくのが望ましいことでしょう。

さかもと

「mixi の利用者数が激減」という誤解が広まり、

ミクシィ、“ユーザー激減”に反論 ネット調査会社に説明求める
ネットレイティングスの調査結果について「mixiのユーザー数が激減した」という解釈、報道が「利用実態に大きく誤解を与える」としてミクシィが反論。[ITmedia]

と報道されています。ただこの記事、不思議なところがあります。リンクを含めての引用します。

ネットレイティングスはこのほど、10月度のインターネット利用動向調査で、一般家庭/職場のPCユーザーからのmixiの利用者集計方法を変更したところ、前月の1472万人から838万人へと減少したという結果を明らかにした。4割近い減少について、同社は「ユーザーがmixi以外の外部サイトでmixiの『イイネ!』ボタンを押した際にリクエストされるmixiドメインのURLを集計対象外にした」などと説明。Facebookユーザー(1131万人)がmixiを初めて上回ったとして話題になった。

とある、明らかにした のリンクはネットレイティングスではなく、looops 斉藤氏のブログの以下のエントリーへのリンクなのです。実際のところネットレイティングス社からの公開情報はありません。そしてこのエントリーでは「推定利用者数が大幅減」という見出しとともに、急落するグラフを冒頭にも載せ、エントリー中には大きく掲載されています。
http://media.looops.net/saito/2011/11/21/nielsen_201110/
http://media.looops.net/saito/2011/11/21/nielsen_201110/
mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査。mixiの集計方法に変更があり、推定利用者数が大幅減 in the looop 斉藤徹 via kwout

http://media.looops.net/saito/2011/11/21/nielsen_201110/

mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査。mixiの集計方法に変更があり、推定利用者数が大幅減 in the looop 斉藤徹 via kwout

前述の通り、mixiは調査方法に変更があり、3位に後退した。「イイネ!ボタン」が導入されたのが昨年の12月であることから、12月以降、緩やかに上昇していたグラフは、実際は減少に転じていた可能性が考えられる。Google+は減少に転じた。Linkedinにも大きな伸びは見て取れない。

オリジナルのネットレイティングス社の調査データがどう表示されていたのか、上のようなグラフもあったのかは未確認なので、断定的なことは言い難いのですが、今回「mixi の利用者数が激減」という誤解が広まった一番の原因はlooops 斉藤さんのこのグラフと見出しの書き方だと思います。

調査方法が変わったと把握し、連続的な比較はできないと理解しておきながら急減するグラフを載せるのは不適切です。たとえ元資料にあったとしても、問題を理解していたのならば連続した線を切ったグラフにすべきです。また、「イイネ!ボタン」が始まり違う基準でデータが測られている期間もわかっているのですから、例えば以下のようなグラフであればより誤解も減ったろうにと思います。

Mixiloops

2010年12月から2011年9月までのmixiのデータは参考値扱いにすべきで、同じ測定基準間の比較で「急減」は起きてないので、実態としても無かったと推定されます。
「大幅減」と見出しに書き、誤解を招くグラフを載せたloops 斉藤さんにこそ、この騒動の責任があり、抗議するなら斉藤氏にすべきと思います。

この問題の本質を、株式会社ミクシィの方が誤解されているようなのが非常に残念です。抗議のリリース文全体を引用します。

2011年11月25日
株式会社ミクシィ

「ニールセン・ネットレイティングス ネット視聴率(2011年10月度)」に関する当社の見解

ニールセン・ネットレイティングス社「ネット視聴率調査」(2011年10月度)の結果をうけて、当社サービス「mixi」の利用実態に大きく誤解を与える解釈、報道等がなされております。

 

これは、ニールセン・ネットレイティングス社が、他社サービスについては既に対象外としていたデータを当社サービスについて2011年10月度の集計より対象外としたことにより、当社のみユーザー数が大幅に減少したかのような印象を与える内容となっているためです。

 

なお、当社では自社データの調査を実施しておりますが、利用者数に関して、報道等で見られるような大幅な減少はございません。

 

当社サービスは、各デバイスを併用するユーザーが多く、約5割がPC、約8.5割がモバイル・スマートフォンからのアクセス(重複あり)となっており、ニールセン・ネットレイティングス社が集計するPCからのアクセスのみのデータは、当社サービス全体を表したものではありません。

 

当社としましては、現在、このような誤解を与える解釈、報道等が生じる調査を行ったニールセン・ネットレイティングス社に対して、公式説明を求めております。

また、集計方法による数字の不連続な変化はありとして、「大幅減」とか「激減」とかいう解釈をし始めたのは恐らくlooops 斉藤さんです。少なくともネットレイティングス社の言葉としては世に出ていません。

当社のみユーザー数が大幅に減少したかのような印象を与える

主体は斉藤さんであって、これをなぜネットレイティングス社に抗議するのか不可解です。

また、問題と違う箇所も話題にし、抗議の対象に含めているのが広報対応的に不適切で残念です。PC以外のアクセスも多いというのは分かりますが、外部調査機関から同じ基準では測れないものは一緒にして調査発表できません。PCのみの調査発表を行なっていることを抗議するのは適切とは思えません。

ついでに記すと、抗議文にもかかわらず、元データを作った主体の社名が 「ネットレイティングス株式会社」なのに、「ニールセン・ネットレイティングス社」と間違えていて残念です。

ともあれ、誤解の発生源ではなく、その元データを発表した会社に対する、株式会社ミクシィの斜め上の抗議は、ミクシィこんな対応で大丈夫か?と不安を覚えずにはいられません。

11/27 追記 loops → looops に社名修正しました。失礼しました。

さかもと

Twitterで、もある話題を追うのに ハッシュタグは便利です。ただ、最近アフィリエイトで小遣い稼ぎを狙ったスパムアカウントが増えてうんざりです。例えばこのアカウントID変更を繰り返し、検索除外の手からも逃れようとしているようです。

こういう場合、ECサイト側にスパム報告し、アフィリエイトアカウント自体が停止されるように報告した方が

ここは多くの人がスパム報告をしてそのアカウントがブロックされるよう、また、楽天などのECショップに対してもアフィリエイトスパムを報告してその悪質な宣伝スパム行為が止まるよう願っています。
楽天アフィリエイトの規約はこれですが、 http://affiliate.rakuten.co.jp/guide/help/

繰り返しの宣伝投稿は多くの場合規約違反にあたるはずです。
楽天アフィリエイトの違反報告URLを見つけました、
http://affiliate.rakuten.co.jp/notice/

こういったサンプルで行えます。

Spamsample 楽天の場合は楽天アカウントが通報に必要ですが、多くの方がお持ちだと思うので、こおれは繰り返しの宣伝だと思ったら是非通報してください。

この例の場合、
Spamcino
こんなうんざりする投稿をIDを頻繁に変えて行なっています。

このIDに限らずアフィリエイトのスパム宣伝は多く、利便性を損ない、ECサイトのイメージを悪くする社会悪だと思います。迷わず通報を多くの方がされるようになることを願っています。

さかもと


プロフィール

坂本 英樹

坂本 英樹

某基盤系の外資ソフトウェア会社でネットマーケティングを担当。リード獲得の実務と裏方に日々奮闘中。

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