In the looop:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS)

In the looop

海外ソーシャルメディア事例を徹底的に調査し,マーケティング活用の秘訣を提案するブログ

ループスの斉藤です。
いつも大変お世話になっております。

私のブログは、ループス・コミュニケーションズのメディア「In the looop」に移行しております。2011年10月に、このような案内「新生In the looopと新著ソーシャルシフトのお知らせ」をしていたのですが、日本各地をまわり、まだご存じない方が多くいらっしゃたことを感じましたので、改めて告知させていただきます。ITmediaオルタナティブブログ関連の方々には大変長らくお世話になりました。ご関係者に深く感謝するとともに、新生 In the looopにて、多くのブロガーとともに、皆さまのご来訪をお待ちしております。

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ループス・コミュニケーションズが中心となって運営するブログサイト、 「In the looop(イン・ザ・ループ)」ではソーシャルメディアに関する最新動向、統計データ、技術論、インサイトおよび関連情報を随時アップデートしています。まずソーシャルメディアを知る上で必要最低限の情報を網羅的に掲載しているため、知識向上や理解深耕にお役立ちいただけます。

Toru Saito

 
元電通で、現在ツナグ株式会社を創業した佐藤尚之氏、さとなおと一緒に組んで仕事をすることになったのでご報告をさせていただきます。ソーシャルメディア界隈ではご存知の方も多いですが、さとなおと僕は中学高校の同級生。特に中学ではずっとクラスが一緒だったこともあり、結構つるんだりしてました。でも、インターネットも携帯もない時代です。当時の卒業はほぼ今生の別れに近く、僕たちもお互いに別々の大学に進学し、当たり前のように会わなくなりました。

僕自身、インターネットには早くから関与していたこともあり、彼が1995年ごろから初めていたサイトやブログのことは知っていましたが、お互いに交流することはなく約26年の時が流れました。そんな僕たちが再会したのは、2006年冬、電通子会社からの出資話があったときです。当時のループスはSNS構築を主業としたベンチャーでしたが、ソーシャルメディアの潮流が広告とITを近づけはじめ、僕たちの距離も少しずつ縮まっていきました。

そしてもう一つの接点は、東日本大震災における復興支援プロジェクト「助けあいジャパン」です。さとなおが立ち上げたプロジェクトで僕の関与は限定的でしたが、ループス社員の熱い想いもあり、特に立ち上げ期の協業を通じてお互いの信頼関係が深まったように思います。ちなみにこの写真は、去年の11月「助けあいジャパン、チャリティセミナー 〜 明日のコミュニケーション × ソーシャルシフト」(関連記事) でのワンシーン、撮影は 山本大介氏、Photograph by kumadaiworks です。

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さとなおは、広告業界の視点から、企業と生活者のコミュニケーションが変わる、そして両者の関係性はこれまでの常識から大きく変化すると説き続けています。有名なのは2008年に出版された「明日の広告」、ソーシャルメディアの本格普及以前から変わらない持論を持つ筋金入りの伝道師です。僕もこの本にはずいぶんと影響を受けました。本人いわく、当時は電通さん内でテロリストと呼ばれたとか、呼ばれないとか。幼い頃からCMプランナーに憧れを感じていた僕にとっては、高嶺の花のような存在と言ってよかったと思います。

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一方の僕は、29才で日本IBMから独立。大志をいだきながらも夢には遠くおよばず、地を這うような経営人生を過ごしていました。さとなおと再会した時に痛感したのは、彼のクライアントが持つ広告予算規模と、僕が四苦八苦しているビジネス規模のあまりの違いでした。それでも「時代は大きく変わりつつある。行き過ぎた資本主義をリードした僕たち世代が、先頭を切って変革していかなくてはいけない」そんな認識はまったく一緒でした。「さとなおは室井さん、僕たちは青島のように、上から下から変えていこう」そんな酔っぱらいの戯言を今でも覚えています。(その時の様子は「学生時代の仲間が、僕に教えてくれた大切なこと」に書きました。ブログをはじめて5本目の記事。まったく世に知られていないころで、我ながらういういしさを感じます 笑)

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そして今、32年の時を経て僕たちは手を組み、unit SaSa (ユニットささ) として始動します。母校の影響もあるのでしょう。お互いの時代認識やソーシャルメディアに対する考え方は非常に近いものがあります。恥ずかしがりで内弁慶で、その割にやたらこだわりがあり、青臭く美学を語るところも似てます。僕たちユニットの特徴は、広告コミュニケーションとソーシャルメディアを熟知したふたりが手を結んだこと。それにふたりは50才、足せば100才。大企業経験もあり、組織の論理や説得の手順も心得ていますし、経営層への提言も含めて、踏み込んだコンサルティングや啓発教育ができると思っています。またそれぞれがソーシャルメディアやブログにおいてハイレベルな発信力を持っており、自らの肌感覚をもったコンサルティングができること。ソーシャルメディアにおいて、現場経験値が高いことは本当に大切だからです。

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『ソーシャル&コミュニケーションシフト・プログラム』例

unit SaSaは、やっぱり美学を持っています。企業における『コミュニケーション&ソーシャルシフト』の思想を啓蒙し、その実施を支援すること。そして生活者に共感され、愛される企業ブランドづくりに貢献すること。それぞれ年間100本以上の講演・教育実績を持っている二人が直接企業に出向き、その企業の状況・環境・課題に合わせた「教育・啓発プログラム」を丁寧に開発し、わかりやすく実施していきます。また座学だけではなく、ワークショップも絡めた参加性の高いプログラムをご用意し、ご要望に応じて時代に即したソリューションもご提案します。(詳細は、Unit SaSa ページへどうぞ)

時代変化を共有する。生活者が企業やブランドと接する場所 (プラットフォーム) をシフトする。接触するメディアやクリエイティブ手法 (コミュニケーション) をシフトする。そして最終的には企業のあり方を変革 (ソーシャルシフト) していく。そんな熱い想いを持つ企業のご担当者様とご一緒させていただき、ソーシャルメディア時代に対応した、共感され、愛されるブランドづくりに参加していきたい。心からそう願って、このユニットをはじめました。

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それぞれの時間にも限りがあるし、できるかぎり丁寧にすすめていきたいので、一業種一社、年間でも三社から五社へのご奉仕が限度だと思います。もしご興味をもたれた方がいらっしゃれば、unit SaSa のページをご覧いただき、お気軽にお問い合わせいただければと存じます。想いをリアルなカタチにしていきたい。そのために、ループス社員一同も総力をあげ、全社バックアップ体制で取り組みます。みなさま、 unit SaSa を、なにとぞ宜しくお願いいたします。

Toru Saito

 
誤解を生む記事を発見したので、正確な内容をお伝えします。

元記事
「mixi の利用者数が激減」という誤解を産んだ、グラフの罪とミクシィの斜め上の抗議
http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2011/11/mixi-loops-nielsen.html

グラフの出所はニールセン・ネットレイティングスのNetviewです。
Nr
【Netview  2011/10】

私の記事内のグラフは、元グラフをKeynoteでリデザインしたものです。また、私の立場、役割はNetviewのデータを正確に伝えることです。彼らが現時点で過去のデータを修正しない方針を出している以上、私見でデータやグラフを変更することはできないことをご了承ください。

なお、mixiとは記事当日より連絡をとりあっています。Netviewの調査基準が変わったため、データを過去に遡って訂正することがベストであり、そうなったら訂正記事を出したい旨を伝えています。

 
【追記】
ブログタイトルの件ですが、数値の激減は伝える必要があるものの、できるだけ誤解を産まないように「集計方法に変更があり」と明示しました。また記事内で丁寧に変更内容を記載しています。なお私の元記事はこちらです。
http://media.looops.net/saito/2011/11/21/nielsen_201110/

 
【追記その2】
11月28日、ニールセン・ネットレイティングスより過去にさかのぼった修正データ(参考値)が公表されました。それに従い、該当記事を更新しましたのでご報告いたします。
http://media.looops.net/saito/2011/11/28/nielsen_201110_2/

Toru Saito

ループス斉藤です。

こちらのオルタナティブ・ブログはすこしご無沙汰してましたが、ひとつ大切なお知らせがあって記事を投稿させていただきます。

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11月9日(水)に、広告業界の有名人、佐藤尚之氏 (以下、さとなお) とともに、3.11復興支援「助けあいジャパン」プロジェクトのためのチャリティセミナーに登壇することになりました。

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「助けあいジャパン」
は、できるだけ正確な情報をとどけること。助けたい気持ちがある人の、ヒントやきっかけになること。そして、過去にしないこと。いっしょに未来をつくること。そんな目的を持ち、東日本大震災復興対策本部事務局(設立時:内閣官房震災ボランティア連携室)と連携してスタートした民間プロジェクトです。
 
3.11 復興支援情報サイト 助けあいジャパン

 
震災から半年以上が過ぎ、徐々に震災復興への関心がうすれつつあります。助けあいジャパンも同様、資金不足、人手不足に常に頭を悩ませています。また、プロジェクトのリード役であるさとなお氏が先月、また僕も今月書籍を出版することもあり、今回の大規模チャリティセミナーの開催にいたりました。

収益(講演会料金3000円および書籍売上の一部)は、すべて「助けあいジャパン」に寄付いたします。このイベントで集まった収益は下記に活用され、集まった金額や資金使途は適時ホームページで公開されます。

  • 本部運営人件費、移動交通費の一部
  • サイト開発、情報キュレーションにかかる人件費
  • 情報レンジャー運営費(現地までの移動交通費、ガソリン代、一部宿泊費)
  • 正確な情報収集発信でつながれる人的ネットワークの構築(まず3県+本部から全国へ拡大)

なお、イベントの内容は、二人が出版した書籍の内容をベースにした講演となりますが、オプションとして申込みいただいた皆さまのお名前をサインした二人の書籍も、事前申込みにて販売しています。詳しくはイベントページをご参照ください。
 
「助けあいジャパン」チャリティセミナー
  〜 「明日のコミュケーション」「ソーシャルシフト」出版記念講演会


イベントに関わる講師、ゲスト、運営スタッフはオールボランティア体制で行っており、参加者が増えるほど「できる助けあい活動」が広がります。会場は500名を収容可能な巨大スペース(品川シーサイド駅徒歩2分)を楽天さんから無償提供いただきました。主旨にご賛同いただいた皆さま、一人でも多くのご参加をお待ちしております。なにとぞよろしくお願いいたします。

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なお、新しい In the looop ページは こちら です。
 

Toru Saito

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昨日16時、無事に新著「ソーシャルシフト」(日本経済新聞出版社)の入稿を果たせました。

今回は、Facebook非公開コミュニティ「ソーシャルシフトの会」において、1800名を超す会員の皆さまから、大変貴重なご意見や励ましをいただきながら執筆をすすめることができました。みなさまのご協力、心から感謝しております。

「ソーシャルシフトの会」にご参加いただいた皆さまに感謝の意を表明するとともに、今後の皆さまの書籍執筆やアート制作活動などの参考になるかと思い、そのソーシャルなプロセスをブログにて公開させていただきたいと思います。


1. Facebook 非公開コミュニティの開設
まず、入稿予定日(10月13日)の3週間前、9月22日に、Facebookで非公開コミュニティ「ソーシャルシフトの会」を開設しました。当初、Facebookページにするかグループにするか迷いましたが、少数精鋭でも有志の皆さまと顔をつきあわせるようなカタチですすめたかったので、入会には承認の必要な「非公開グループ」としました。ただし入会希望の方は基本的にすべて承認させていただいたため、10月13日現在で1894名の大規模なグループとなりました。

参考まで、グループの説明文は以下の通りです。

11月11日に発売予定の僕の書籍「ソーシャルシフト」原稿を「ソーシャルシフトの会」グループメンバー限定で公開します。内容は順次ドキュメントとしてアップしていきます。入稿ぎりぎりまで時間をかけ、できる限りクオリティ高く、世の中に役立つ書籍に仕上げたいと考えています。皆様の忌憚のないご意見をいただけると幸いです。またご友人の方で、この内容に興味ある方がいらっしゃれば、自由にお誘いいただいて結構です。私の方での承認が必要となりますが、できるだけオープンに、多くの方に読んでいただきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

 
2. 各章ごとに分割し、ドキュメントとして公開
グループに入会していただけると、書籍原稿を前もって読むことができます。(ただし図版は出版社の著作物となるので公開していません) またその内容に対して、筆者である僕や読書している会員同士で自由に意見交換することができます。私自身、書籍のクオリティをできる限り高めることを目的としていましたので、辛辣なご意見を何度もコメントなどでお願いしました。原稿はFacebookの「ドキュメント」で共有しています。開始日に「はじめに」を投稿して以来、基本は章ごとですが、長い章は分割するなどして、毎日のように原稿をアップさせていただきました。
 
 
3. グループ内での対話交流、そして原稿更新
非常に活発なご意見をいただきました。実際に「ソーシャルシフトの会」でご覧いただければおわかりいただけると思いますが、それぞれの章に対して、非常に多くのコメントをいただきました。それに対して、僕の方もひとつずつ丁寧に目を通し、毎日交流させていただき、毎日その内容を原稿に反映し続けました。副題や帯文章などは「クエスチョン」を活用し、40件を超えるアイディアをいただいています (Fig.1参照)。また最終日には、私からお願いしていないにもかかわらず「ソーシャルシフトの具体的ステップ」チャート (Fig2 参照) をご好意で制作いただき、大変感激しました。さらに出版パーティの幹事もお申し出いただきました。途中から出版社の編集者も巻き込み(笑)、原稿以外のご意見もいただくようにしました。

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Fig1. 「副題」に対していただいたアイディア投稿

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Fig2. 「ソーシャルシフトの全体像」(出典明記は私が依頼したものです)
 
 
4. コミュニティ運用にあたって注意した点
「ソーシャルシフトの会」のおかげで、一日前倒しで、しかも当初原稿より多面的にブラッシュアップされた内容で入稿することができました。21日間で、1894名に参加いただき、130名を超える方からご意見をいただき、訂正した原稿をアップすること延べ100回を超えています。今回の一連の流れは、まさにソーシャルメディアを活用した「生活者参加型商品開発」です。運用にあたっては国内代表事例「無印良品モノづくりコミュニティー」の知見を生かしました。ポイントは、あくまで創り手が責任をもってリードするということだと思います。会の目的を明確にして、上質のコンテンツを提供し、いただいたご意見を傾聴し、リアルタイムに近い感覚で対話しながら原稿を更新する。常に感謝の意を表明する。この感覚がないとソーシャル型の商品開発はうまく行きません。それがあってはじめて貴重なご意見をいただけるようになります。使い手(今回は読者)の方々は、創り手が気づかない極めてきめ細かな点までご指摘いただけるし、それぞれ異なる専門性をもたれています。全体構成や言葉遣いに対して客観的な視点へのご意見もいただくことができました。
 

最後に、書籍の「おわりに」でも記載させていただきましたが、今回「ソーシャルシフトの会」でコメントをいただいた皆さまへのサンクスメッセージをこちらにも転載させていただきます。

スペシャル・サンクス
大柴ひさみさんにはバランス感覚に富む貴重なご意見をいただき、大きな気づきを与えていただきました。鈴木夏樹さんには文章の構成において、多くの有意義な助言をいただきました。和田征士さんと山中皓詞さんには、ご好意で第八章の全体像をまとめた素晴らしい図表をつくっていただきました。Minoru Kawasakiさん、田中健一さんには全面にわたり、表現から仔細な校正まで大変お世話になりました。Yasuhiro Spiegel Arakawaさん、横田親さんにも、感想から校正まで、さまざまなご意見をいただきました。永井隆太さん、森永真弓さんには、書籍出版パーティを企画していただきました。誠にありがとうございました。

サンクス (五十音順)
秋山勇ニさん、跡部徹さん、荒川誠さん、飯田秀一郎さん、飯高悠太さん、池上学さん、石川淳哉さん、石本雄士さん、板羽宣人さん、稲葉誠さん、稲実浩史さん、今川弘敏さん、内田義行さん、宇藤俊哉さん、大嶋泰介さん、大西理さん、大森秀也さん、岡田淳子さん、岡田良太郎さん、岡本征史さん、岡本弘さん、奥隆朗さん、奥山浩通さん、長内賢ニさん、小原憲太郎さん、貝洲岳洋さん、鏡原新也さん、笠原造さん、梶広幸さん、金山保美さん、Noriko Kawamuraさん、菅彰彦さん、金寛樹さん、工藤靖さん、工藤陽介さん、熊谷泰彦さん、鞍掛靖さん、黒岩卓真さん、黒木溝幸さん、小林淳一さん、小和田香さん、サカモトハルヒコさん、櫻井孝至さん、櫻沢信行さん、佐藤みつひろさん、寒川愛さん、Taka Shibataさん、篠原寛行さん、庄司圭介さん、白圡 良之さん、神宮寺信也さん、末広大喜さん、菅原森彦さん、杉山志乃さん、鈴木健太さん、鈴木まなみさん、関野靖也さん、高木智春さん、高橋克己さん、高宮清幸さん、武井遼太郎さん、Will K.Tachiiriさん、玉村元さん、大良康弘さん、崔光さん、友井政彦さん、Maki Daidoさん、中尾克代さん、中西奏さん、中野和貴さん、中村輝宗さん、中山敦さん、長倉シュタッフ牧子さん、奈良成章さん、野本纏花さん、にしだゆうさん、橋本英重さん、長谷川和男さん、花田元治さん、播磨克幸さん、原一真さん、原敬さん、Kanae Higashiさん、平田元さん、ひらまつたかおさん、福田祐子さん、藤井隆嗣さん、藤田和重さん、二見均さん、星野 善宣さん、細井拓真さん、村上豊さん、牧山文彦さん、町田祐一郎さん、松浦弘智さん、松延健児さん、丸山裕貴さん、Naosuke Mizunoさん、御田村瑞恵さん、三石原士さん、三村克己さん、宮野尚紀さん、村田英嗣さん、森川康一さん、森本伸夫さん、モリヤオサムさん、八木橋昌也さん、安永明史さん、柳田善弘さん、矢野達也さん、Daisuke Yamanoさん、横野勝さん、吉原満さん、山本誠一さん、横野勝さん、渡辺純子さん、和田悟さん。皆さまの暖かいコメントが執筆に大いにプラスになりました。心のこもった励ましのメッセージ、本当にありがとうございました。

今後も「ソーシャルシフトの会は継続し、次作書籍企画の場、また「企業のソーシャルシフト」という共通の興味をもつ会員限定の交流の場として、コミュニティ運用を続けさせていただきたいと思っております。「ソーシャルシフトの会」にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
 
 
なお、11月11日発売予定の書籍「ソーシャルシフト」(Amazon予約開始) の概要は以下の通りです。事前に閲覧いただきたい方はFacebookコミュニティ「ソーシャルシフトの会」に申請お願いいたします。

■ ソーシャルシフト 〜 これからの企業にとって一番大切なこと
ソーシャルメディアが誘起した「ビジネスのパラダイムシフト」が企業を襲う。力を持った顧客、力を持った社員に、従来型のマーケティングやマネージメントは通用しない。時代変化の本質を捉え、豊富な事例解説と具体的な対応策を満載した、ビジネスパーソン必読の書


また、この書籍内容から一部抜粋したものが、日経産業新聞連載コラム「ソーシャルメディアとビジネス」、および アドタイ連載コラム「ソーシャルメディア時代のチェンジマネジメント」に連載されています。ご興味ある方はご参照くださいませ。
 

Toru Saito

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執筆活動が佳境に入っており、ブログ更新は定点調査ものだけになっています。
ごめんなさい。

今日は二つほど大切なお知らせがあり、ブログを書かせていただきました。

一つ目はこのブログのこと。ITmediaオルタナティブ・ブログで開始し、当社の支えになるまでご支持いただいたブログ「In the looop」ですが、このたび、ループス社員の他ブログをも集約するカタチで、自社メディア「in the looop」として発展させていただきました。

まだベータ運用ではありますが、記事投稿もはじまっておりますので、ぜひ一度ご訪問いただけると幸いです。

in the looop : http://media.looops.net/

ループスの本業はあくまでコンサルティングですので、メディアと言っても、大それたことを目指しているわけではありません。TechCrunchやTechWaveなど、先進テクノロジーやサービスを伝える素晴らしいブログメディアは既にあります。我々「in the looop」が目指しているものは、最新のニュースを報道するメディアではありません。

ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行創立者であるムハマド・ユヌス氏は、以前は大学で経済学を教えていました。創業のきっかけは、外に出て体感しないと意味がないと感じたこと。「鳥の目からミミズの目へ」。大学で教えていた時は空を飛ぶ鳥の目だったが、外に出てからはミミズの目になった。俯瞰しているだけではなく、当事者として困っている人たちと同じ目線で交流すること。その視点にたってこそ、はじめて物事の本質をつかむことができるというメッセージです。

僕たちループスは、ミミズの目を大切にする会社です。当社社員は、毎日のようにソーシャルメディア活用で課題を抱えていらっしゃるお客様と向き合い、ともにその難題を解決しようと努力しています。そのためにそれぞれが「好きこそものの上手なれ」に基づく専門性を有し、自らを磨き続けています。そんな活動の中で得られる貴重な見識やノウハウ、そのうちオープンにできるものをできるだけ惜しみなく公開し、同じ想いで困難に立ち向かわれている方々に少しでも貢献したい。そんな気持ちでたちあげたのが「in the looop」というメディアです。ジャーナリストではなく、あくまで泥臭い実務者として。3年先のことではなく、目の前にある現実への解決先を考えながら、ループスとして新たな一歩を踏み出しました。

今まで、ITmediaさんには本当にお世話になりました。いろいろな企画でもご一緒させていただきました。今回のメディアの件も、かなり早くからオルタナティブ・ブログの責任者である鈴木麻紀さん、いや、通称「ばんちょ〜」にご相談させていただいていました。自社メディアとして独立することを応援していただいたばんちょ〜には、心から感謝の意を表させていただきます。ばんちょ〜、いつもありがとう☆

また、もうひとつのご報告は、私自身による全編書きおろしという意味では二冊目となる新著「ソーシャルシフト」が、日本経済新聞出版社から11月11日に発売になることです。

この「ソーシャルシフト」とは「ソーシャルメディアが誘起したビジネスのパラダイムシフト」を表現した言葉です。すでに、内容の一部は、日経産業新聞紙面、アドタイ、また自社メディア in the looop などで連載をしています。今回の書籍の特徴は、ソーシャルメディアのビジネス活用にとどまらない内容としたこと。透明性の時代、企業経営はどのようにオープン化されるべきか、具体的なステップはどうあるべきかを真正面から考察しました。自社をソーシャルシフトしようとしている、熱い志を持つ方々にエールを送りたい。そんな想いで執筆したものです。

また、Facebook上では、メンバー限定でメイキング状況や入稿原稿を公開している非公開グループ「ソーシャルシフトの会」を開設。順次ドキュメントとしてアップしています。まだ執筆途中ではありますが、時間の許す限り、できる限りクオリティの高い、世の中に役立つ書籍に仕上げたいと考えています。

ソーシャルシフトの会 :
https://www.facebook.com/groups/250470241655704/

入会ご希望者の方は、Facebookコミュニティの右上の申請ポタンを押していただければ、即時に近いカタチで承認しております。すでに1500名を超えるみなさまにご参加いただいております。

この会で内容をお読みいただき、皆様の忌憚のないご意見をいただけると幸いです。ここらへんはいらない。ここは興味深い。この表現は適切ではない。ここはつまらない。そんな質的なステップアップにつながるご意見を心からお待ちしておりますので、遠慮なくお教えください。原稿ぎりぎりまでクオリティを高め続けようと思っています。

また、Amazonで先行予約の受けつけも開始されました。事前に閲覧されたい方は「ソーシャルシフトの会」にて、また書籍にご興味ある方はAmazonにてご確認いただけると幸いです。




  

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斉藤Twitter,ご連絡などお気軽にどうぞ。 http://twitter.com/toru_saito
Facebookファンページ In the looop はこちら http://facebook.com/inthelooop
 
最新の筆者著書です。詳しくは 執筆書籍の詳細 まで 
新ソーシャル完全読本 (新書)  ... 当ブログが進化。入門から活用の秘訣まで幅広く徹底解説
ソーシャルメディア・ダイナミクス ... 企画から運用までをカバーした本格的な実用書

Toru Saito

Toru_saito_Fuyu Fuku
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9月18日に、2011年8月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。なお、先月からはGoogle+も比較対象に追加している。8月は、全サービスが堅調に伸びたが、やはりFacebookの成長性は際立ち、ついに1000万人の大台にのった。Google+に関しては、パネルにおける利用者が少なく、データの信頼性に問題がありと付記されているのでご注意いただきたい。データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Neilsen/NetRatings NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。
 
Fig21

利用者数でいくと、mixiは1492万人(前月比106%)と増加し、Twitterの1496万人(同100%)に迫った。また、Facebookは1083万人(前月比114%)と1000万人を突破した。Google+は17万人(前月比182%)に留まっている。またペーシビューや利用時間では、mixiが他を圧倒しているが、Facebookの平均利用時間が前月比126%アップとなり、活性化もあわせてすすんでいることがわかった。
 
Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考まで、Twitter社のブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、8月度のTwitterユーザーは約1918万人、対PCネット人口に対するリーチ率で30.2%となる。
  
ただし、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数(下図の①)であり、携帯利用者を含まないこと、非会員を含んでいることに注意いただきたい。

Fig10_2

mixiの決算発表およびSocialBakers最新データ、FindPeople onPlus最新データを引用し、各社の ①訪問者数(PCのみ。非会員を含む)、②アクティブ会員数(月1回以上訪問する会員数)、③登録会員数を比較すると、次表のようになる。

Fig22                
参考まで、Netviewから毎週発表されている週次統計を時系列で表にまとめてみた。

Fig03    
これは週次のアクティブユーザー(週で1回以上アクセスしたユーザー)をあらわしている。週次データでもGoogle+ は訪問者が少ないため、データ信頼性に問題ありと掲示されている。鳴物入りで登場し、メディアが過熱気味に報道していたGoogle+だったが、残念ながら現時点では低いレベルに留まり、活性化のきざしはあらわれていない。

続いて、三社のPCベースの利用者数推移を見てみよう。

Fig23     
  
Facebookの堅実な成長ぶりが目立つが、mixiがここに来て加速しはじめ、Twitterを再逆転しそうな気配がある。次月はmixiページ効果も予想され、PCベースでの再成長のきざしが見えてきた。

なお、ニールセン調査ではないが、参考まで、2011年7月度のDocomo多機能携帯(スマートフォンを含まず)におけるインターネット視聴率調査をあわせて紹介しておこう。調査元はVideo Research Interactiveだ。
 
Fig05

Fig07
 
このグラフを見てわかる通り、PCと比較して、多機能携帯の利用者においては未だにmixiがTwitterとFacebookを圧倒しているが、下降傾向な点が気になるところだ。ただし、このデータには、TwitterやFacebookが強いスマートフォンの統計は入っていないことに注意したい。
多機能携帯からスマートフォンへのシフトも影響しているだろう。

さて、ニールセン調査に戻り、三サービスの最新利用時間推移、ページビュー推移を見てみよう。
 
Fig08
 
Fig09

利用時間、ベージビューいずれも、依然としてmixiが他を圧倒しているが、Facebookが堅調に伸び、いずれにおいてもTwitterを逆転した。
 
ここで、平均滞在時間で比較してみよう。次の表は、今回の2011年7月国内調査結果と、2010年2月ニールセン調査結果(10ヶ国平均)を比較すると次のようになる。

Fig10              

この表を見ると、日本のTwitterユーザーの月間平均利用時間は29分と、10ヶ国平均より少ないことがわかる。またFacebookは49分と10ヶ国平均をはるかに下回っており、まだまだ成長余地がありそうだ。Google+は6分。これは登録と初期閲覧のみの利用者が多いことをあらわしている。
 
続いて、これら4サービスの利用者の重なりのデータをチェックしてみよう。
 
Fig24

この表は、例えばmixiユーザーの48.9%はTwitterを、36.0%はFacebookを、0.8%はGoogle+を利用しているということを表している。
   
なお、Google+に関してはこちらの記事にて考察しているので、ご興味ある方はあわせて参照してほしい。
Google+、その国内アクセス状況、サービスの強み、今後の展開を予測する (2011/8) 
 
 
■ インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」に関して
インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

Fig1  
 

【過去のニールセン/VRI調査 定点観測記事】
Ameba, GREE, Mobage, mixi, 2011年7月最新VRI調査  (2011/9) 
mixi, Twitter, Facebook, Google+ 2011年7月最新ニールセン調査  (2011/8) 
Ameba, GREE, Mobage, mixi, 2011年6月最新VRI調査  (2011/8) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年6月最新ニールセン調査  (2011/7) 
Ameba, GREE, Mobage, mixi 2011年5月最新VRI調査  (2011/7) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年5月最新ニールセン調査  (2011/6) 
Ameba, GREE, Mobage, mixi 2011年4月最新VRI調査  (2011/6) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年4月最新ニールセン調査  (2011/5) 
GREE, Ameba, Mobage, mixi 2011年3月最新VRI調査 (2011/05) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年3月最新ニールセン調査 (2011/04) 
GREE, Ameba, Mobage, mixi 2011年2月最新VRI調査 (2011/03) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年2月最新ニールセン調査 (2011/03) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年1月最新ニールセン調査 (2011/02) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年12月最新ニールセン調査 (2011/01) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年11月最新ニールセン調査 (2010/12) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年10月ニールセン調査 (2010/11) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年9月ニールセン調査 (2010/10) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年8月ニールセン調査  (2010/09) 

 

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【お知らせ】
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http://www.facebook.com/looops.net


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ソーシャルグラフの進化と新興サービスがとるべき戦略 (2011/5) 
3.11 ソーシャルメディアの光と陰、これからのこと (2011/4) 
ザッポス伝説、その舞台裏にあるドラマとロジック、エモーション (2011/2) 
 
 

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Toru Saito

 

Toru_saito_Fuyu Fuku
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In the looopでは、PCおよび携帯とわけて、それぞれ月1回、ソーシャルメディア最新視聴率をご紹介している。

PCベースの最新視聴率データ
mixi, Twitter, Facebook, Google+ 2011年7月最新ニールセン調査  (2011/8) 
携帯(Docomo多機能携帯)ベースの最新視聴率データ
Ameba, GREE, Mobage, mixi, 2011年6月最新VRI調査  (2011/8) 
 
視聴率データは、それぞれPCはネットレイティングス社「Neilsen/NetRatings Netview」、携帯はビデオリサーチ・インタラクティブ社の「Mobile Media Measurement for i-mode」から提供をいただいている。ただし、携帯視聴率の方は、対象キャリアが国内約50%のシェアを持つNTTドコモのみ、またスマートフォンは対象外としている点にご注意いたたきたい。
 
当記事では、ソーシャルメディアサイトの携帯ネット視聴率、2011年7月分をお届けしたい。
 
 
■ 携帯サイト(ドコモ多機能携帯)の視聴ランキングについて
 
まずは全携帯サイトの視聴データランキングからトップ20を紹介しよう。

Fig1

それぞれの携帯サイトに関して、推定接触者数(千人)、リーチ率、平均訪問回数、推定視聴ページ数(千回)、平均視聴ベージ数、平均利用時間が調査されている。基礎となる2010年推定人口テーブルではドコモiモード月次利用者を約2170万人としている。

ソーシャルメディア系では、Ameba(Amebaモバイル)は前回同様の5位。GREEは先月13位から15位、Mobageは18位から28位、mixiは22位で変わらず。Mobageの下落が目立つ月となった。リーチ率ではそれほど目立たないソーシャルメディア系サイトだが、訪問回数や利用時間では突出しており、他の携帯サービスと比較して圧倒的なスティッキネスを誇っている。
 
この中から、ソーシャルメディア系携帯サイトを抽出すると以下のようになる。

Fig2           

なお、ameba.jpの数値にはameblo.jpを、mixi.jpの数値にはmixi.netを、それぞれ含んだ統計値としている。接触者数とリーチ率ではAmeba、平均訪問回数ではmixi、視聴ページ数と平均利用時間ではGREEとMobage、それぞれ強い分野が明確にあらわれている点が興味深い。
  
 
■ 推定接触者数、推定視聴ページ数、推定総利用時間の時系列推移について

続いて、これら4サービスの推定接触者数(月次ユニーク訪問者数と同義)、推定視聴ページ数(月次ページビューと同義)、推定総利用時間(月次利用時間と同義)をそれぞれ時系列で比較してみよう。なお、推定総利用時間は、推定接触者数に平均利用時間をかけ合わせることで算出している。また、この調査は携帯シェア50%のドコモを対象としており、二倍すればおおよそ携帯アクセス状況に近いと見ることもできるだろう。ただし現時点ではスマートフォンは対象外となっている点に注意したい。
 
Fig3

まず、推定接触者数でみると、Amebaが6ヶ月連続でトップを維持し、GREE、mixi、Mobageと続いた。ただ、全体的にスマートフォン移行の影響で、明確なダウントレンドとなっている。例えば半年前と比較すると、Amebaが▲1%、GREEが▲28%、Mobageが▲29%、mixiが▲17%と、それぞれ減少が続いている。

なお、四社の最新スマートフォン対応については、下記記事にて詳細を記載しているのでご参考に。
直近決算発表に基づくmixi、GREE、Mobage、Amebaの業績比較  (2011/8) 
 
Fig4
 
Fig5

一方、この二つのチャートは、推定視聴ページ数(上図)と推定総滞在時間(下図)の時系列推移だ。視聴ベージ数ではMobageが、視聴時間ではGREEがリードしている。接触者数でトップのAmebaだが、ページ数と利用時間で比較すると、他サービスの20-25%程度に留まっている。MObageは接触者数では大きく数字を落としたが、ページビューや利用時間では横ばいとなっている。
 
 
■ 利用者属性(学生、主婦、職業人)別、リーチ率と平均利用時間について

最後に、属性別 (学生、主婦、職業人) のリーチ率と平均利用時間を見てみよう。なお、2011年7月のiモード推定月次利用者数は、職業人は1216万人(対前月比▲6%)、学生が333万人(▲9%)、主婦が282万人(▲0%)、無職その他が212万人(▲2%)と、学生や職業人を中心にスマートフォン移行が本格的に進みはじめたように見受けられる。

Fig6

リーチ率では、職業人、学生、主婦、無職他を通して、Amebaがトップとなった。Amebaとmixi、GREEとMobageは、ユーザー層がほぼ同一傾向にあることも明確にわかる。全サービスを通じて、学生と無職他層の携帯コンテンツ利用率が高く、職業人や主婦は10-20%程度少ない傾向にある。
  
Fig7

最後に、属性別の平均利用時間を見てみよう。もともとMobageが非常に強かった無職他のエリアにおいて、GREEがこの2ヶ月で急騰、Mobageと同等になっている。学生におけるmixiの強さも特徴的だ。日常的にコミュニケーションで利用していることをあらわしている。
 
 
 
■ モバイル・インターネット視聴データ Mobile Media Measurement(β) について
ビデオリサーチインタラクティブ社の提供するMobile Media Measurementは、アクチュアルでのモバイル・インターネット視聴データを取りまとめたものを、ASPによるサービスにて提供するもので、i-modeユーザー版とYahoo!ケータイユーザー版があります。詳細は こちら まで。

  • 調査対象者 全国の男女15歳以上のi-mode利用者
  • 標本抽出法 ドコモプレミアクラブ会員より抽出
  • 視聴データ取得方法 NTTドコモの「iモードアクセス履歴検索サービス」に調査対象者が加入し、定期的にアクセス履歴データを取得し、VRIにデータ転送
  • データ更新頻度
     ログデータ:毎月末に前月分データを更新

     アンケートデータ:毎年秋頃更新予定
  • 調査標本数 2010年8月時点/約2600サンプル (ただし毎月変動します)  

 

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【国内外SNS関連】
mixi, Twitter, Facebook 2011年6月最新ニールセン調査  (2011/7) 
Ameba, GREE, Mobage, mixi 2011年5月最新VRI調査    (2011/7) 
Facebook, Myspace, Linkedin, Twitter 米国最新ソーシャルネットワーク動向   (2011/6) 
直近決算発表に基づくmixi、GREE、Mobage、Amebaの業績比較 (2011/5) 
主要SNSビジネスモデル比較 〜 mixi、GREE、Mobage、Facebook、Twitter (2011/4) 
 

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Toru Saito

Toru_saito
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国内4大ソーシャルアプリ・プラットフォーム、mixi、GREE、Mobage、Amebaを運営する4社の2011年4-6月期決算が出揃った。4サービスを取り巻く外部環境は、多機能携帯の成熟やスマートフォンの急成長、Facebookなど海外勢の急追で、まさに激変期にあると言えるだろう。さらに広告を中心に震災の影響も色濃くあらわれた。それらも踏まえ、業績比較やサービス比較などを多面的な考察してゆきたい。

なお,この分析レポートは,各社が投資家向けに公表している最新の決算報告,および広告代理店・クライアント向けに発行している媒体資料を主要な情報ソースとしている。また、ネットレイティングス社「Neilsen/NetRatings NetView」およびビデオリサーチインタラクティブ社「Mobile Media Mesurement」による視聴データ調査、さらに三菱UFJモルガンスタンレー証券リサーチ資料、ミログ社Android統計データも参考にさせていただいた。
 
当記事においては,それらの客観的な数値に基づき、できる限り公平な視点で、各社の業績やサービスを比較することを心がけている。
   
 
■ 各社の最新四半期(2011年4-6月期)、全社業績比較について

まず、各社の最新四半期決算資料に基づき、企業としての財務分析からはじめたい。

Fig1        

2011年4-6月期 全社売上および利益の比較チャート】

この中で「前期比」とは2011年1-3月期との比較、また「利益率」は営業利益率を示している。売上、利益ともDeNAがトップ。ただし成長率が最も高いのはGREEで、ライバルのモバゲーを急追している。mixiは売上・利益とも大幅にダウンした。売上下降は会計基準の変更(広告売上高をネット計上とした)が大きいが、旧基準で比較しても売上3,671(百万円)、前期比83%となり、二期連続で売上・利益ともダウンとなった。
 
四社からSNS関連事業のみを抽出し、その売上高を比較したのが次のグラフだ。
Fig2    
【2011年4-6月期 SNS事業売上の比較チャート】
 
震災の影響が大きい。課金売上は堅調だが、広告売上は明暗が分かれる結果となった。広告売上に関してディーツーコミュニケーションズ、本間広宣氏の見解をご紹介しておきたい。「震災以降、全体的に広告需要は減少した。3月分の広告掲載を止める広告主が相次ぐ中、mixi、Yahooはキャンセルを受け付けなかったのに対して、Mobage、GREE、Amebaはキャンセルを受け付け、同額の出稿を4-6月期にスライドさせた。これにより後者は4-6月期の需要減少を3月のスライド分で補えた。またMobage、GREEにおいては震災の影響が少ないゲームデベロッパーからの広告売上があるのも強みとなった。にも関わらずMobagaの売上が減少したのは、一般広告主のタイアップ(キャンペーン)比率が高かったためと思われる。」
 
課金売上は、内製ゲーム(自社開発)、提携ゲーム(共同開発)、オープンゲーム(サードパーティ開発)の三種類に分類できる。Mobageを例にとると「怪盗ロワイヤル」が内製、「ガンダムロワイヤル」(DeNA + バンダイナムコゲームス) が提携、「戦国コレクション」(コナミエンタテインメント) がオープンとなる。Mobage、GREE課金売上のベースとなるコイン消費の内訳を推定したのが下記のグラフだ。上図はMobage、下図はGREE、それぞれ2011年1-3月期までの時系列変化を示している。
Fig23
【Mobageコイン消費の時系列推移 by 三菱東京モルガンスタンレー証券】
Fig24
【GREEコイン消費の時系列推移 by 三菱東京モルガンスタンレー証券】
  
情報元は三菱UFJモルガンスタンレー証券、荒木正人氏の分析だ。GREE、Mobageのオープン化は順調にすすんでおり、特にGREEは開始わずか9ヶ月でオープンゲーム比率41%にまで急成長させた。なお、mixiは100%オープンゲーム、Amebaは逆に100%内製ゲームとなっている。
 
個別ゲームの推移を見てみよう。Mobageは上位に変動なしだが、GMSがトップ20に複数食い込んでいるのが目立つ。GREEでは、男性向けに「ワル系」、女性向けに「きわどい恋愛系」がヒットしている。既存ゲームメーカーなど大手コンテンツ企業の強さも相変わらずだ。「ドラゴンコレクション(GREE)」「戦国コレクション(Mobage)」などを提供しているコナミは、当期4-6月期でソーシャルゲームが前年同期比3.5倍の78億円となり不調の家庭用ゲーム77億円を超えたと発表し、話題になった。
 

■ 各サービスのインターネット視聴率および会員属性について

各サービスのインターネット視聴率を多面的に分析したい。まず登録会員数から。

Fig5
【2010年9月 - 2011年6月 登録会員数推移比較チャート】

会員数でモバゲーの伸びが著しいのはYahoo!Mobageの影響だ。ただしこれらは登録会員数で、実際にアクティブな利用者数ではない。4社の中で唯一公表しているmixiの場合、アクティブ会員数(月に1回以上ログインした会員数)は1535万人、アクティブ率62%だ。他サービスは60%未満と推測される。
 
続いてページビューだが、Mobageは2010年8月から、GREEは2011年1月からそれぞれ非公開としているため、比較は困難となった。ここでは参考データとして、ビデオリサーチインタラクティブ社の最新統計サマリーを掲載したい。対象はDocomo多機能携帯で、PCやスマートフォンは含まれていない。
 
Fig11
【2011年6月 Docomo多機能携帯ベースの視聴データ分析】

Fig6
【2010年10月 - 2011年6月 Docomo多機能携帯ベースのページビュー推移】
 
いずれも多機能携帯のページビューはスマートフォンに押されて頭打ち傾向にあり、Ameba以外は微減傾向に転じた。2011年6月時点の端末種別ページビューは次の通り。データを開示しているmixiとAmebaのみを対象とした。
 
Fig7
【2011年6月期 端末種別ペーシビューの比較チャート】
 
依然として多機能携帯からのアクセスが大部分を占めているが、スマートフォン・アクセスは着実に増加、全アクセスの5%強を占めている。またAmebaは、この4社の中では最もPC比率が高いサービスであることがわかる。
 
さらにネットレイティングス社NetViewによるPCの最新視聴データも掲載しておきたい。分析対象としては、ゲーム系を中心に、mixi、Yahoo!モバゲー、Amebaビグ、ハンゲームをピックアップした。

Fig8  
【2011年6月 PCベースの視聴データ分析】
 
Fig9
【2010年9月 - 2011年6月 PCベースの訪問者推移】
 
4サービスの中ではmixiがリーチ率で圧倒しているが、後発のYahoo!モバゲーも400万人を超え、堅調にユーザーを増加させていることがわかる。
 
また各社が発表している会員属性(性別、年齢別)も付記しておきたい。ここでは主力としている携帯サービスのみを対象とした。

Fig12

携帯サービスに絞ると、若年層や女性が際立つ傾向にある。なお、国内主要SNSサービスのPCおよび携帯のインターネット視聴率については、当ブログにて毎月発表している。ご参考まで。
 
mixi, Twitter, Facebook, Google+ 2011年7月最新ニールセン調査  (2011/8) 
Ameba, GREE, Mobage, mixi, 2011年6月最新VRI調査  (2011/8) 
 
 
■ 各サービスのARPU比較について

さらに,各社のマネタイズ特性を探るために,会員あたりの月売上高(以下、ARPU: Average Revenue per Userと省略)を比較をしてみたい。

Fig3
【2011年4-6月期 広告ARPU、課金ARPUの比較チャート】
 
この表は,各サービスが会員一人あたり月にどのくらいの売上をあげているかを示したものだ。例えばmixiでは、1登録会員につき、広告で27円/月(広告ARPU)、会員課金で10円/月(会員ARPU)、合計37円/月(総ARPU)の売上を上げたということを意味する。

広告ARPUで強いmixiとAmebaは、PCベースがしっかりしている点、女性会員が多い点で媒体価値が高い。ただし、広告ARPUの差異は小さく、業績に直結するのは課金ARPUの差だ。
 
Fig8
【2010年3-12月 ARPU推移】

時系列でARPU推移を見ると、Mobageが350円前後で頭打ちとなっているのに対して、GREEがARPUを急伸させライバルMobageを急追した。mixiは広告売上げの会計基準見直しのため、ARPUが大幅に下落した。例えばMobageの誇る人気ゲーム「怪盗ロワイヤル」は、本体Mobage以外にmixiにも提供しているが、Mobage版のARPUはmixi版の約10倍とのこと。収益性の高いオープンゲームにおいては、mixiのようなリアル友人系より、MobageやGREEのようなバーチャル系SNSの方が強いことがわかる。
 
 
■ 各サービスのスマートフォン対応について

  
国内4サービスにとって最大の脅威は、現主戦場である多機能携帯電話が成熟化し、シェアの低下が予想されていること。多機能携帯にかわり最重要ゲーム端末になるのはスマートフォン、iPhoneとAndroidだ。5月10日に発表されたMM総研の調査(リリース)によると、2011年度の国内スマートフォン予想出荷台数は対前年比2.1倍にあたる1820万台。これは国内全携帯出荷台数の47%にもあたる。
 
このような急激な外部環境の変化を前に、各社ともスマートフォン対応を加速している。下記表に、国内の主要なソーシャルアプリ・プラットフォーマーの対応状況をまとめてみた。
 
Fig30_2       
【各社のマルチ・プラットフォーム化 対応状況】


GREE、Mobageの二社は、国内において多機能携帯利用者のスマートフォン誘導に成功しつつあり、現在の高収益基盤を確保しつつあるが、課題は両者とも海外展開だろう。それぞれ目も離せぬ勢いでラッシュを繰り広げているが、今後の見通しに先行き不透明感があるのは否めない。日本発、世界最大のゲームプラットフォームが現実化するか、期待をこめて注視したいところだ。

最後に、Androidアプリを開発するミログ社から提供されているAndroid端末利用実態調査から、SNS関連のAndroidアプリ利用状況を見てみたい。なお、ミログ社のAndroid利用実態調査の詳細は こちら をどうぞ。このデータは日本で利用されているAndroid数万台をベースに、7/16〜8/15までの直近一ヶ月間を対象としたものだ。キャリアはDocomo46%、au38%、Softbank16%と正規分布に近い。

ではまず、アプリの起動台数から。対象はmixi、GREE、Mobage、Ameba、Facebook、TwitterのAndroidアプリ。さらにゲームとして5種類、Mobageからは麻雀、GREEからは釣り★スタ、モンプラ、クリノッペ、ドリランド。Mobage Android版はゲームがMobageアプリ内に内包されているものが多いため、一種類のみのピックアップとなった。
Fig21
【Androidアプリ 起動台数調査】

この図は、各種Androidアプリの起動状況をあらわしている。例えば、mixiは全端末の13.8%で起動された。言い換えると「mixiアプリの月次アクティブユーザーは、Andorid利用者の13.8%と推定される」ということだ。これを見ると、mixi、Twitter、Facebookが13%台で3トップ、続いてGREE、Mobage。Amebaは出遅れている。GREEやMobage連携ゲームはアプリから起動することもできるが、多くのユーザーはポータルであるGREEやMobageから各ゲームにうつる動線を取っている。現在スマホでゲームをしているユーザーの多くは多機能携帯からの乗り換え組、つまりGREEないしMobageの既存顧客であること、また広告の集中投下により想起率が向上したことなどが理由として考えられる。
 
つづいて、各アプリの利用頻度を見てみよう。
Fig22
これは、月次アクティブユーザーが一ヶ月の間に何回起動しているか、平均利用頻度をあらわしたものだ。やはりmixi、Facebook、Twitterのソーシャルネットワーク系が強い。ゲームより友人交流の方が、リピートを促進する効果が強いようだ。またゲームの入り口としてはGREEやMobageというポータルを選ぶユーザーが多かったが、利用頻度を見てみるとポータル、ゲームアプリどちらからの流入でもそれほど変わらないことがわかった。
 
 

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8月18日に、2011年7月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。なお、今月からはGoogle+も比較対象に追加している。7月は、全サービスが堅調に伸びたが、やはりFacebookの成長性は際立った。Google+に関しては、パネルにおける利用者が少なく、一部のデータは信頼性に問題がありと付記されているのでご注意いただきたい。データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Neilsen/NetRatings NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。
 
Fig1_2

利用者数でいくと、mixiは1403万人(前月比113%)と微減、Twitterは1491万人(同103%)、Facebookは950万人(前月比123%)と堅調に増加した。Google+は9万人に留まっている。またペーシビューや利用時間では、mixiが他を圧倒している。
 
Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考まで、Twitter社のブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、3月度のTwitterユーザーは約1912万人、対PCネット人口に対するリーチ率で30.9%となり、日本におけるインターネットサービスの壁と言われる2,000万人前後で停滞していることになる。
  
ただし、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数(下図の①)であり、携帯利用者を含まないこと、非会員を含んでいることに注意いただきたい。

Fig10_2

mixiの決算発表およびSocialBakers最新データ、FindPeople onPlus最新データを引用し、各社の ①訪問者数(PCのみ。非会員を含む)、②アクティブ会員数(月1回以上訪問する会員数)、③登録会員数を比較すると、次表のようになる。

Fig2_3             
参考まで、Netviewから毎週発表されている週次統計を時系列で表にまとめてみた。

Fig20  
これは週次のアクティブユーザー(週で1回以上アクセスしたユーザー)をあらわしている。週次データでは、Google+ は訪問者が少ないため、データ信頼性に問題ありと掲示されている。

続いて、三社のPCベースの利用者数推移を見てみよう。

Fig3_4    
  
Facebookが堅実に成長している。mixiもここに来て再加速したようで、この1年間で最も高い数値を記録した。

なお、ニールセン調査ではないが、参考まで、2011年5月度のDocomo多機能携帯(スマートフォンを含まず)におけるインターネット視聴率調査をあわせて紹介しておこう。調査元はVideo Research Interactiveだ。
 
Fig4

Fig5_2
 
このグラフを見てわかる通り、PCと比較して、多機能携帯の利用者においては未だにmixiがTwitterとFacebookを圧倒しているが、下降傾向な点がきになるところだ。ただし、このデータには、TwitterやFacebookが強いスマートフォンの統計は入っていないことに注意したい。
多機能携帯からスマートフォンへのシフトも影響しているだろう。

また、Facebookは、自社統計データ(月次アクティブ会員数やユーザー属性などのリアルタイムに近いデータ)を常に公開している。それに基づくsocialbakers.comの最新チャートも参考まで掲載しておこう。こちらによると最新のFacebookアクティブ会員数は443万人となっている。ニールセンデータが会員以外の閲覧者を含んでいるのに対して、このFacebook自社データはアクティブ会員のみに限定している点に注意したい。


Fig15              

さて、ニールセン調査に戻り、三サービスの最新利用時間推移、ページビュー推移を見てみよう。
 
Fig6_2
 
Fig7_2

利用時間、ベージビューいずれも、依然としてmixiが他を圧倒している様子が見て取れるが、時系列で見ると、mixi、Twitterが下降ないし停滞傾向にあるのに対して、Facebookが堅調に伸びているようだ。
 
ここで、平均滞在時間で比較してみよう。次の表は、今回の2011年7月国内調査結果と、2010年2月ニールセン調査結果(10ヶ国平均)を比較すると次のようになる。

Fig8_2             

この表を見ると、日本のTwitterユーザーの月間平均利用時間は29分と、10ヶ国平均より少ないことがわかる。またFacebookにいたっては40分と、いまだに10ヶ国平均の11%程度の利用時間にとどまっており、活性化に課題があることがわかる。Google+は5分。これは登録と初期閲覧に必要な時間であり、登録以降はあまり再訪されていない様子が見て取れる。
 
続いて、これら3サービスの利用者の重なりのデータをチェックしてみよう。
 
Fig9_2

この表は、例えばmixiユーザーの48.0%はTwitterを、32.0%はFacebookを利用しているということを表している。
  
さて、4月度から利用者のデモグラフィックを紹介している。こちらは前月とほぼ同様の結果となった。なお、mixiやFacebookは会員の性年齢別分布を公表しているが、このデータはあくまで第三者による調査で、かつPCページ訪問者を対象としている点に注意したい。またGoogle+のデータも追加したが、利用者属性データに関しても、対象が少なすぎるため信頼性に問題ありと付記されているのでご注意いただきたい。
 
Fig10_2
Fig11_2
Fig12
Fig13_3
 
総じて職業人が多いが、この調査では携帯利用は対象としていないためだろう。例えばmixiのPV比較では「PC : 携帯 : スマホ = 15 : 80 : 5」とPC利用はわずか15%であり、特に若年層は携帯を中心に利用することが多い点に注意したい。
 
なお、Google+に関してはこちらの記事にて考察しているので、あわせて参照ください。
Google+、その国内アクセス状況、サービスの強み、今後の展開を予測する (2011/8) 
 
 
■ インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」に関して
インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

Fig1  
 

【過去のニールセン/VRI調査 定点観測記事】
Ameba, GREE, Mobage, mixi, 2011年6月最新VRI調査  (2011/8) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年6月最新ニールセン調査  (2011/7) 
Ameba, GREE, Mobage, mixi 2011年5月最新VRI調査  (2011/7) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年5月最新ニールセン調査  (2011/6) 
Ameba, GREE, Mobage, mixi 2011年4月最新VRI調査  (2011/6) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年4月最新ニールセン調査  (2011/5) 
GREE, Ameba, Mobage, mixi 2011年3月最新VRI調査 (2011/05) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年3月最新ニールセン調査 (2011/04) 
GREE, Ameba, Mobage, mixi 2011年2月最新VRI調査 (2011/03) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年2月最新ニールセン調査 (2011/03) 
mixi, Twitter, Facebook 2011年1月最新ニールセン調査 (2011/02) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年12月最新ニールセン調査 (2011/01) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年11月最新ニールセン調査 (2010/12) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年10月ニールセン調査 (2010/11) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年9月ニールセン調査 (2010/10) 
mixi, Twitter, Facebook 2010年8月ニールセン調査  (2010/09) 

 

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Toru Saito


プロフィール

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斉藤 徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役
ソーシャル・リアルタイム・モバイルのエキスパートとして,最新選りすぐり情報をブログとツイッターで配信しています

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